地産地消
食物によく使われるイメージの言葉。これがまさにサスティナブルという言葉と同じ意味に感じる、最近。
必要なものを必要なだけ作り、消費することでバランスを取ることが出来る。欲望によって必要以上を手にしたり口にすることで、フードロスや肥満、タンスの肥やしになったりする。
食べ物で言えば、ニワトリさん。ブロイラーと言われる人のために改良された品種。痛ましい記事だけど、安く手に入れることを求められた結果、生産者側もこのような手段をとってしまう。
卵も、平飼いや餌にこだわりを表記して差別化しているけれど、本来そちらの飼い方が普通と思われる。
大量に流通させるために、違和感のある生産方法が通常になってしまっている世の中。
「こだわり」と称されている生産方法は、本来の生産方法の姿なのであって、そちらが通常運行になるといいなぁと思う。
安い、美味い、長持ち、がまだ必要とされ消費される状態ではなかなか切り替わるのは難しい。
- 安い=利益優先のために早く簡単に作れるような方法を考える/生産方法の開発、技術革新
- 美味い=簡単に美味しく、一定の味にする化学物質/味の研究
- 長持ち=色と保存が効くようにする化学物質/保存方法
前者/後者でだいぶ違うけれど、前者の方がコストが抑えられる現状。
後者は昔ながらと言われる製法でありつつ、機械やロボットの開発、生産方法の見直しによって、品質を維持したままスピードを変えることは可能。
老舗と言えど、時代によって味を変えている研究。
漬物や薫製など昔から保存を効かす工夫。
いずれも、企業努力によって受け継がれてきているものもある。それは時間もかかるので、なかなか取り組まれないのだろうけれど、そういった企業の方が長続きするだろうし、時代が変わっても生き残る術があるとも思う。
ビジネスと言えど、利益優先になってしまうと、何事もうまくいかない。
毎度のカンブリアで、今回特に感じた。
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