トラウマは簡単に起こる
先日の夏風邪、なかなかの熱発と頭痛だったので、その前の行動が少し怖くなってしまった。
その行動がきっかけではなかったけれど、炎天下の外出、セブンでのコーヒーを買う行為、スーパーへの買い物。たったそれだけなのだが、また「悪くなったらどうしよう」という、漠然とした不安はやってくるもの。因果関係はないにもかかわらず、ただ漠然と。
ここまで染みると夏の思い出にもなっているけれど、全然嬉しくないし、お盆休みは引きこもり休みになってしまった。
ただ、野菜は宅配野菜でストックはあれど、何か作るためのちょっとした材料を買いに行かねばならない。そんな時、買い物が恐ろしい。
流石に野菜がぐったりしてきたので、調理をしてあげないと食材ロスになるため、涼しくなった夜に買い物へ。ダウン後、仕事で出た1日を除けば、4日ぶりの外出。心は簡単に弱る。
転職の気持ちもきっかけの積み重ね
一方、強い衝動というのも、突然起こるわけではなく、きっかけの積み重ね。
転職はいまだに珍しがられるが、突然決めたわけでもない。転職を決意する前は、「よくエネルギーがあるなぁ」とか、「すごいなぁ」と他人事のようで、その心のうちにとても興味はあった。転職をするためには、仕事を探したり環境になじんだりと、とてもエネルギーが必要。日常に慣れ親しむと、そういった努力をするのはとてもハードルが高い。それを選ぶのだから、よっぽどの理由があるのだろうと。
マイナスもあれば、プラスもある。逃げ出したいとか、給料が悪いとかから、やりがいがあるから、気分をかえたいからとか。
自分の転職の場合も、転職の予定はなくデザインの学校へ通い、その技術を病院に還元しているうちに、重要性に気づき、さらにリアルな仕事になっていった経緯、すべてが積み重なって動くエネルギーになった。
コップに水が溢れるように、一度こぼれたら戻らないというのも、気持ちの不思議なところ。
人の心は移ろいやすいけれど、何かしら理由があって弱ったり強くなったりするもの。
とりあえず、体調を崩さずにスーパーに行けたことは、一つの達成感とリハビリになった。そしてしばらく出なくても大丈夫。
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