栄養補助食品
アメリカでは、1994年に「栄養補助食品健康教育法」が制定され、食品・サプリメント・医薬品はそれぞれ区別されている。科学的根拠があれば、メーカーの判断で効能も表示が可能となっている。
日本では明確な線引きがないため、質が不明瞭となっている。
サプリメントの種類
- タブレット
- カプセル
- 粉末
- 液体
- バー
- グミ
- 気体
日本のサプリメント
消費者庁による食品衛生法の管轄となっている。
- 特定保健用食品|トクホ
科学的根拠に基づいて認められたもの。国が効果・安全性を審査する。栄養素としては食物繊維とオリゴ糖。 - 栄養機能食品
必須脂肪酸・ミネラル、ビタミンなどが下・上限内で入っていれば表示が可能。届出の必要はなし。入っていない・書かれていないサプリメントが日本では半数以上あるため、実際の成分は不明なことも。ポイントとしては全成分表示されているものが、選ぶポイントにもなる。 - 機能性表示食品
パッケージに機能性を表示することを認められたもの。ただし、国の審査はなく、届ければOKで、全ての食品が可能となっている。「〜の調子を整える」「〜を穏やかにする」などの表示が可能。
これらの表示をされているか、そうでないかであり、どれくらいの補助になるか、どのような効能があるかをパッケージなどで判断するのは難しいと思われる。
日本での普及
日本ではサプリメント=薬、不安のイメージがまだあるようだ。また、医療保険という国単位での違いもあるため、健康に対する意識が違うのも、日本でサプリメントが普及されない要因の一つと思われる。
体調が悪い→病院に行く、受診する、が自動的に頭にあるため、職場でも体調がちょっと悪ければ”受診した?”がセオリー。体調管理が薬だのみであることがよくわかる。現在はまだ医療費が安いため、普段の健康維持に意識が向かない人が多いが、今後高齢者社会となり、医療費削減となって、ようやく健康に意識が向き始めるのだろうか。
食品との区分けもまだまだ不明瞭であり、機能性も明らかなものがなく、実際に入っていないようなサプリメントが普通に売られており、サプリメントの位置付けを明確にする必要があるのではないか。
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