• 予防医学士プログラム備忘録|サプリメントと食品選びのポイント

    2020/04/27
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  • 栄養成分表示

    健康増進法→食品表示法により、

    • 熱量
    • タンパク質
    • 脂質
    • 炭水化物
    • 食塩相当量

    の絶対表示が義務づけられた。

    意外なもので、飲み物も注意が必要。

    水のように見えてジュースであるものも。それは清涼飲料水と言われるもので、栄養成分表示を見ると、

    • エネルギー 20kcal
    • タンパク質 0g
    • 脂質 0g
    • 炭水化物 5g
    • 食塩相当量 0.05g

    となっているものがある(実際の商品に近い数字で表示)。

    でもこれ、100ml表示なんです。なので、ペットボトル1本なら、

    • エネルギー  20×5=100kcal
    • タンパク質  0g
    • 脂質 0g
    • 炭水化物 5×5=25g
    • 食塩相当量 0.05×5=0.25g

    となる。炭水化物25g、よく例えられる角砂糖(3g)であれば、角砂糖8個分と同じ。

    栄養強調表示

    じゃあ、「低カロリー」なら!と思えど、言葉のうまさがある。

    • 砂糖不使用|砂糖以外の甘味料や糖類を使用している場合もある
    • 無糖|含まれている糖類が100mlあたり0.5g未満の場合、表示が可能
    • ゼロカロリー|100mlあたり5kcal未満の場合、表示が可能
    • カロリーオフ|100mlあたり20kcal未満場合、表示が可能

    言葉のイメージで選んでしまうと、思っていたより入っている…、ということもあるので、そういう基準で選ぶ時は、きちんと見て選ぶべし。

    サプリメントの表示

    サプリメントも食品なので、上記の表示が義務づけられている。

    ただ、サプリメントで補うものは、ビタミンやミネラル、食物繊維など、熱量・タンパク質など、義務づけられた表示には含まれない部分の栄養素。まず、それがポイント。

    しかし、言葉の巧は続くので、サプリメントの場合は栄養強調表示が「〜入り」「〜日分の」といった表示になってくる。

     

    例えば、「ビタミンCたっぷり」の表示は、

    • 飲み物であれば100mlあたり15mg、
    • 食べ物であれば100gあたり30mg

    入っていれば表記できる。1日に摂取基準が100mgなので、1日表記だと1/3とも言えてしまう。

    内容量としては、「そんなに入ってるんだ」と思うのも当然。しかし、必要な栄養素というのは、摂取基準で足りるかというと、健康増進、予防医学的観点では足りないのが事実。

    サプリメントの中身

    また、栄養成分表示では、ある商品で「2粒でビタミンC 1,000mg配合」と表記されていたが、2粒の重量が1,000mgほどとなっていた。栄養成分表示に占める量は、炭水化物1g。…炭水化物で2粒の重さを占めている。

     

    一応、〝困った時はお客様相談センターへ電話を!〟で、問い合わせるも、内容がなかなか伝わらず、ようやく答えていただいたのは、「ビタミンCは炭水化物由来のものでして」でした。

    最近、勉強のために見ていると、他の会社のビタミン関係のものはおおかた、内容量がおかしな事になっているものが多いと、確認できた。

    必要なサプリメントと成分の確認を

    サプリメントは本当にたくさんあるため、選ぶことが難しい。また、言葉の巧さで、パッケージだけでは十分に効果を確認できないものや、表記が間違っているものも多数ある。また、表示されていないものもあるので、イメージや宣伝だけで判断しないようにしたい。それでも、宣伝の効果というのは、悲しくも大きいが…。

    近くに詳しい人がいれば相談したり、自分でちゃんと、栄養成分と栄養素の確認をすることが大切。

     

    せっかく健康のためにお金をかけているのに、費用対効果が適切でないものを選んでしまうのは、勿体無いし、身体への影響が気になるところ。

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