• 予防医学士プログラム備忘録|炭水化物

    2019/04/09
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  • 糖質

    炭水化物だけのことではなく、糖と食物繊維のことをいう。
    消化吸収されるものは糖質、されないものが食物繊維。

    糖質ゼロと糖類ゼロのものがあるがその違いは?

     

    炭水化物|食物繊維と糖質、糖類を含む
    糖質|多糖類、糖アルコール、合成甘味料と糖類を含む
    糖類|単糖類、二糖類

    飲料で過剰な糖質摂取となりやすいため、できるだけ糖質を避けるとするならば、糖類オフのものよりは、糖質オフの方が身体に優しいといことになる。

     

    糖質制限

    簡単に痩せる方法のようになっているが、確かに過剰摂取な傾向にある場合は、少し取り組むことも必要かもしれない。ただ、糖質だって悪者ではない。そのことを正しく知ることも制限する前に大切。でなければ、どこまで制限するのか分からず行う危険がある。

    糖質制限をする場合、100g以下にならないよう注意が必要。

     

    例えば、ご飯1杯(150g)には約55gの糖質が含まれている。これを三食とると、165g。
    成人男性の基礎代謝は1,500kcalといわれており、そのうち脳で20%消費する。生きているだけで20%の糖質を脳で消費する。

    1,500kcal×20%=300kcal÷4=75gが消費する糖質。(4は炭水化物のエネルギー)

    基礎代謝ではこのようになり、一方ブドウ糖を必要とする細胞が体内にもあり、そのためにも糖質が必要。それが赤血球。
    唯一ブドウ糖をエネルギーとして消費し、全身に23兆個も存在する。赤血球は酸素を全身に届けるため、赤血球が働けなくなると人は死んでしまう。

     

    ちなみに、食事をとらなくなっても2−3ヶ月は生きられるが、酸素がないと数分で死んでしまうと言われている。

    身体に糖質が足りない状態になると、糖を確保するため糖新生という、タンパク質や中性脂肪を分解して糖をつくる。これが確かに痩せるようだが、脂肪を分解するとケトン体という副産物もつくられ、脱水や頭痛など身体への症状も引き起こしてしまう。

     

    GI値

    • トーストとコーヒー
    • シリアルと牛乳
    • コーヒーに、とあるバター

    などよくあるが、栄養素的にも糖質に偏ることと、いきなり糖質を口に入れることで、血糖の急上昇がおこる。血糖の急上昇により、血糖値を安定化するためのインスリンも大量に分泌される。インスリンは組織へ糖を取り込む作用と、脂肪分解の抑制をする働きがあるため、単純に太りやすい。また、血糖の急降下により眠気や頭痛、吐き気を引き起こす。血糖を出来るだけ一定に保つためには、GI値の低いもの=血糖を上昇させる指標が低いものや食べる順番を意識する必要がある。

    ベジファーストと言われるように、食物繊維などの野菜を先に食べることで、小腸での血糖の吸収を緩やかにする。

     

    糖と人の宿命

    調べている中で、糖を摂取すると脳内でセロトニンやドーパミンが放出される。これが幸せホルモンであるため、糖=美味しい、幸せなものと認識され、糖をより摂ろうとする。これは脳内で、機会があれば糖を摂取するプログラムが組み込まれているのだとか。人間の祖先の時からの仕組みが、今もなお影響があるという、いいような悪いような。
    そのため、通常の食事では太るため、意識して食べなければ、必然的に太ってしまう。

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