• 言葉①

    2020/03/23
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  • 言葉による時間の定義

    撮り溜めのヘウレーカにて、「なぜ独り言をつぶやくの?」の回。

    独り言の謎も納得したけれど、言葉による影響が印象的だった。

     

    まず動物には時間の概念がないらしい。確かに、「明日」どんな予定があるから、とか「昨日」こうした、とか考えるのは人間だけなのかもしれない。その時間の定義がなければ、余力を残して行動することもないし、スケジュールを立てて行動することもない。

    言葉が未熟な幼児のときこそ、疲れ果てるまで遊ぶなど、先の事は考えずに行動する。だからこその危険があるため、親の目が外せない。

     

    言葉が時間を定義しているからこそ、考えることが出来るという概念に衝撃だった。そういう意味では、動物に精神的ストレスはないかもしれない。「今」に意識を注ぐことで心を落ち着かせる、マインドフルネス。過去や未来に囚われることで起こる精神的ストレスを動物は知らない。

    養老孟司氏の「解剖学教室へようこそ」を思い出してしまう。

     


    言葉によって区切ることで、意味を持たせる。

    分かりやすい、情報伝達に役立つ言葉。共通の概念を持つためにも役立つが、実はコミュニケーションには向かないらしい。

    独り言は聴覚フィードバック

    言葉の取り扱いは人によって異なる。同じ言葉を使っていても、意味や定義が人によって少し違っていたりする。

    または、使い方や形容詞のかけ方が異なると、文章も違ってしまう。自分1人が操る言葉であれば問題ないが、他人と交流するための言語は、やや使いにくいものらしい。

     

    それも聞いてなるほどと思う。普段も人とのコミュニケーションで起こるズレ。そのズレが面白かったり、勉強になったりするが、大事な会議やスピードが求められる状況でのズレはやっかいだったりする。

     

    鳥や鯨は、覚えた歌を自分のものにするために練習をする、それが独り鳴き。それはモテるため、つまりは種を残すために必要な手段。動物界において、独り言・独り鳴きというのは、自分の位置を周知させてしまうため、非常に危険な行動でもある。

     

    そういう意味で、人間は意味が異なる。

    自分の場合、頭の整理をしたいとき、急いでいるとき、確認作業をするときに、独り言を言うことが多い。そうでなくても、人と一緒の時も言っているらしく、「独り言多いよね」と言われるタイプ笑。

     

    人間については、自分というもう1人と話すことで、考えをまとめたり、考え出したりするために独り言という行動をするらしい。なるほど。

    今考えていることを、耳から外部刺激として入力することで、また違った側面が見えるかもしれない。もしくは、話すという行動によって、発話に必要な脳の活動が、考えているだけで起こる脳の活動よりも脳を使うために、新たなネットワークができたり。

     

    記憶するためにも、書く作業、声に出す作業をする方が覚えやすいという話もある。

     

    長くなるので、②も作成。

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