留守電が使えない世代
テレビでちょっとした衝撃が。今はSNSを中心に、文字や絵のコミュニケーションとなったため電話自体を使わなくなったという若者世代が増えているようだ。
電話を使わないので、留守番電話も使わないという。いざ、留守電にメッセージを残してみてくださいと言われてやっている様子は、留守電に入れているとは思えないほど普通に話している笑。内容はまとまらないので、結局用件が残せずという結果だった。
あまり気にしていなかったけれど、若者世代、特に新人さんが電話が苦手だったのが、こういうことなのかもしれないと、今更気づいた。
電話のコミュニケーション
携帯電話普及前は、個人とコミュニケーションをとるために、
- 電話をしていい時間帯かの確認
- 固定電話に電話
- 誰が出るか分からない緊張感
- 丁寧にご挨拶と目的の人物の確認
- 電話時間をある程度気にして終了
といった感じで、マナーも必要だった。今でもビジネスシーンでは、特に変わりなく使うもの。ただ、ビジネスであれば、さらに要件は分かりやすくまとめる必要がある。
メリット
- 情報伝達が早い
- 文字よりも多くの情報を伝えることが出来る
- 相手の調子が分かる(聴覚刺激)
- ひととなりが分かる(言葉の使い方や声のトーン)
- 複数の人の要件をまとめて伝えられる
デメリット
- 電波や回線状況、周りの環境(音)に左右される
- 電話代がかかる
- 相手と都合を合わせる必要がある
- 話しての能力が必要(手短にまとめる)
- 感情が出やすい
- データとして残しにくい(音声データとしても後々探しにくい)
文字のコミュニケーション
個人が携帯電話を所持しているので、個人間のやりとりは非常にスムーズ。マナーは必要だけれど、音声のような速さは優先度が低いので、ある程度準備して伝えることもできる。
メリット
- 相手の都合を気にしなくて良い
- 多くの情報もまとめ方次第で、一度にたくさん伝えられる
- 引用できる媒体が多い(画像やURL、書類やデータなど)
- 電話代のような費用が掛からない(インターネットがあれば)
- データとして残る
デメリット
- 誤字脱字で内容が大きく変わる可能性もある
- 重要な内容を誤送信してしまう可能性がある
- セキュリティ的な問題
- 打つ人の能力に左右される
- インターネット環境に左右される
- ひととなりは分からない
といったことか。どちらも得意分野があるので、必要に応じての使い分けは必要。
病院でのコミュニケーション
医療ドラマでもおなじみで、医療現場では電話が優先される。やはり医療はスピードが命なので、早さが優先される。
電子カルテになると、メールのような機能が付帯しているけれど、この活用は人によってかなり異なるので、医師ごとにコミュニケーションを選択するという、現場的には便利なようなそうじゃないような感じだった笑。
一方で、電話だと声が聞き取れないほど小さくボソボソ喋る人もいたので、電話の意味がないといったことも稀にあった。医療人の前に人としてどうなんだ笑。
自分が新人の頃も電話は苦手だった。スマホを使い始めていたころで、そもそも携帯電話なんぞが普及してからは、電話のコミュニケーションが激減したために、電話の使い方が鈍くなったかもしれない。
ただ、それよりも
- 病院の電話はみんな喋るスピード早い(急いでいる)
- 学生・新人レベルでは耳や、内容に慣れていないので聞くのも大変
- 内容が想像できない
- 聞き返すのが怖い(雰囲気)笑
- スタッフを知らないので、名乗られても医師か看護師か事務か判断できない
といった感じで、経験不足から難しいというのも、環境要因としてあるかもしれない。
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