• デザインデータの管理1|リンクの違いAi/Ps/Id

    2022/02/10
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  • リンク切れの理解

    過去の事例や検索で見るもので、結構多いのがリンク関連のミス。

    リンクの機能は便利だけれど、注意しないと、間違ったファイルにリンクしていることがある。

     

    たまたま流用するデータをフォルダごとコピーして確認していたところ、イラレデータの画像はコピー元の画像にリンクしていた。全て再リンクをするのは面倒だなぁ(間違えるなぁ)と思い、何か対策・方法はないか考え、理解したい。

    まずリンクの方法について。

    基本的にイラレさんは同じ階層かLinksファイルを探しに行く。切れた時にエラーが出るものの、別のフォルダのリンクに切り替わったとかの表示はしてくれない。個人的に一番嫌なのは、最新データを入稿データにする時。新人の身としては、最新データのフォルダをそのまま入稿データにするのはとても心配。

     

    アウトラインをかけたりする時に、前のデータで変更する必要があったり、単純にバックアップは取っておきたいという心配がある。アウトライン前のデータはもちろん別で保存するのだが、アウトライン前のデータは別フォルダに移動するため、確実にリンク切れが発生する。

     

    この気になる悩みは、先輩に伺い、同じ階層にアウトライン前データを移動しても、元の場所に戻せば問題ないと知り、少しスッキリ。基本的にリンクデータとイラレデータは同じ階層であればリンク切れは発生しないので、別に「避難させておく」という表現がとてもしっくりきたので、イラレデータの移動に少し抵抗がなくなった。

    Adobe-Links10

     

    ただ、流用データのコピペが手間であることが残念。フォルダごとコピーしたら、フォルダ内でリンクしてくれればいいのに、なぜコピー元にリンクしてくれるのだろう…。再リンク時も、同じファイル名だと人為的ミスが起こりそうなので、基本的にデータ名は都度変更した方が間違いないのでしょう。

    パッケージ化した方が良さそう。ただ、同じファイル名は避けた方がよい。

    リンクの検証|Aiの場合

    ここで一度、ファイルの移動とリンクを検証・確認。

    まずイラレ。基本形はリンクの画像3つ。

    Adobe Links1

     

    まず、イラレファイルを別フォルダへ移動してみると、これはリンク切れにならない。画像のパスが変わっていないので、イラレファイルを移動しても問題はない。

    Adobe Links2

     

    同じ理論でいけば、アウトライン前と言うフォルダーに移動してもリンクが切れることはなし。リンク画像が少ない場合はこれでよさそう。

    Adobe Links3

     

    リンク画像を別のフォルダに移動すると、リンクが切れる。

    Adobe Links4

     

    ただ、Linksというフォルダーの場合は別で、リンクは切れない。

    Adobe Links5

     

    イラレさんにとって、Linksというのは、前述のサイトの通り特別なフォルダのようだ。

    実際、リンク画像が多い場合はLinksフォルダに入れていると思われる、もしくはパッケージ化すればそうなるわけで、リンク画像と別フォルダ/階層(ここでは「アウトライン前」)に移動すると一気にリンク切れ。

    Adobe Links6

     

    慣れないとここがドキドキするけれど、アウトライン前から一つ上のフォルダ(元の場所:リンクを設定した場所)に戻せば、リンク切れは解消される。これが、今回学んだ「避難」。しっかり理解しないと後々怖いので、ここはしっかりと。

    リンクの検証|Idの場合

    InDesignはリンク切れの表示が早く、リンク画像を移動するだけでリンク切れが表示される。イラレさんと違って、こちらはLinksというフォルダでもリンク切れが起こる。

    Adobe Links7

     

    イラレと比べ、InDesignはリンクパスが絶対パスなのか、場所の移動はシビア。

    しっかりとフォルダ管理をしておかないと、特にInDesignで何かを作ると言うのは、大量のリンクがあると思われるので、入稿前は一度パッケージ化して、それを入稿用にした方が良さそう。ただ、InDesignの場合はイラレデータをリンクすることも多く、イラレにリンクした画像も漏れずに移動が必要。

    リンクの検証|Psの場合

    Photoshopをリンクするようになった2022年。その詳細は別でまとめるも、Photoshopも絶対パスなので、リンクデータが移動すると、InDesignと同じくすぐにリンク切れが表示される。Linksでもリンク切れになる。

    リンクの検証|フォルダのコピー

    最後に、流用データのコピーについて。フォルダごとコピーすればそのままリンクも一緒に…と思うけれど、相対/絶対パスにより、リンクのミスが起こりやすい。まずイラレの場合。

     

    「ダウンロード」フォルダで作成したフォルダを「デスクトップ」へコピーすると、基本的にリンク画像は元の画像(今回ではダウンロード)にリンクしている。ただ、Linksフォルダに入っている画像については、コピー先のリンク画像になっている。ありがたいけど、ややこしい。

    Adobe Links8

     

    一番間違えそうなところ。基本的にコピーしたらパッケージをかけるか、全てLinksに入れておいた方がいいのかも。いや、パッケージが間違いない。

     

    ただ、InDesignは絶対パスのため頑なで、Linksに入っていようがいまいが、コピー元のリンク画像となっている。

    Adobe Links9

     

    アプリでこの違いはなんなのだろう。。

    コピーをしたら、パッケージ(またはパッケージしてから移動)。この習慣はつけておかないと後々危ない。慣れないと恐ろしい作業だなと思う。気をつけよう。

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