• デスクワークのおすすめの姿勢修正

    2020/08/16
  • ※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
  • 鍵はキーボードの位置

    デスクワークの仕事になり気づいたこと。

    会社では、自宅でやっていることと同じと言えど、環境が異なり、デスクトップのパソコンであり、ゴロンと寝転ぶことが出来ない。そのため、身体に窮屈な感じ。肩や首に負担を感じる。理学療法士として、今まで指導してきたことと、現実にギャップがあるとも感じた。リアルなデスクワーク、やっぱり大変です。

     

    そこで、自分でも良姿勢=負担の少ない姿勢を模索。

    良い姿勢というのは、椅子に接する坐骨を支点に、その上に脊柱がS字カーブに整い、頭部も過剰な屈伸がないこと。

    Posture1

    しかし、現実世界、デスクワークでありがちな姿勢はこんな感じ。

    Posture2

    頭が前に出るため、それを支えるために後頚部(首の後ろ)の筋や背中の筋が、常に釣竿のように働くことで、筋肉の凝りやハリにつながる。一方、前の腹筋などは役割がなくなるので、緩みやすくなり良いことがない。

    それを解消するためには、筋肉に負担のない姿勢、前述のいい骨の位置にすることで、筋肉の余計な仕事を減らすしかない。

     

    良い姿勢を意識で保つということは、まず困難。理学療法士ゆえに、意識が高いのはあっても、やはり長時間の姿勢維持を「意識」でコントロールするのは、修行並に大変。姿勢が崩れる原因がある。

     

    椅子についても上下の調整をするが、あまり変化が得られなかった。

     

    そして、気づいたのはキーボードの位置。

    キーボード、意外と机の端よりもモニター近くに置かれることが多いと思われる。その理由は、おそらく前腕を載せたいから。前腕を乗せるのは、無意識か不明だが、腕の重みを机に乗せることで、楽な姿勢にしている。ところが、それが問題と思われた。

    腕を机に預ければ、自然に体幹もその腕に寄っかかってしまう。それによって先程の不良姿勢につながる。

    腕だけの図、ちょっと気持ち悪いかもしれませぬが…。指はタイピングで使用するので寄りかかることはないけれど、前腕(一の腕?)は寄っかかるために置くと言える。姿勢だけでなく、腕の重みを支えるためにも。

     

    キーボードを手前に、前腕は半分くらいにすると、腕の位置が良い位置になることで、肩甲骨が引き締まり、体幹もS字の良い姿勢に保たれやすい。

    Posture6

    つまりは、腕を預ける姿勢が悪い姿勢の始まりだった。だから、キーボードがモニター近くにある状態で、病院のリハビリの人が「姿勢に気をつけて」といくらいっても、原因が別にあるので効果が得られない。原因は、姿勢の問題ではなく環境要因だから。(右端の図は極端だけれど、意外とこういう人も多い。ほぼ「顔なし」みたいな状態で、奇妙な姿勢)

     

    これは是非お勧めしたい。

    前腕は全部ではなく、半分乗せるだけ。これだけで簡単に変化を体感出来るはず。デスクトップPCだけでなく、ノートについても手前に引くだけで、腕の位置が変わるので、自然と顎が引きやすい状況になるかと思われます。

    ただ、理想を言えばノート型は持ち運びに特化しているので、長時間の作業には不向き。それでも、手前で作業することで、少しはキリッとした印象になる(背が正しやすくなる)

     

    もちろん、位置を変えれば自動で姿勢が正されるのではないので、自分の体幹の筋肉も使う必要は少なからずありますが、肩こりや腰痛の軽減には役立つと思われます。

    Posture5

Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。