• 姿勢は結果

    2020/04/20
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  • 血圧を上げない動作

    先日も久しぶりの偏頭痛のため、なんとか薬を回避しようと、血圧を上げない姿勢=中腰で過ごし、早く就寝。薬を使わずに改善したものの、中腰姿勢の間、「姿勢は結果なんだな」とズキズキしながら考える。

     

    今回に関しては、血圧の上昇とともに波打つ痛みが走るので、なるべく血圧を上げないために、

    • 立位にならない
    • 頑張る動作をしない
    • しゃがまない
    • 体を冷やさない
    • ゆっくり横になる

    ことを気をつけた。普段、そんなことを気にしていないため、いざ血圧について考えてみると、ヒートショックだったり、基本的なところと、姿勢が大きく影響することに気づいた。

    偏頭痛持ちの方のお役に立つと幸いです。

    立位にならない

    立位は横になっている臥位、座った姿勢の座位と比べて筋活動を多く伴うことと、高い位置にある頭部へ血流を届かせるために、血圧が他の姿勢より高くなる必要がある。これが出来ないと、失神や立ちくらみなどが起こる。

    今回は入浴後から強くなったため、出来るだけ立ち上がらず中腰をキープ。

    頑張る動作をしない

    当たり前といえば当たり前で、入浴後だから掃除をしたい欲があっても、拭くだけにするとか、トイレで踏ん張らないとか、中腰だからといえど無理な姿勢で物をとろうとしないなど、いろんな場面で頑張らないようにする。

    そんな時に化粧水のフタが外れるとか…。

    今がんばらなくても、治ってからやればいいので、今は治すことに専念。

    しゃがまない

    しゃがむことは、下肢の筋収縮や血管の圧迫によって血圧が上昇することと、横になることと同じく、低い姿勢は血圧を下げる必要になるため、高い状態を引き起こすことになる。(ゆっくり横になるを参照)

    体を冷やさない

    ヒートショックと同じく、寒くなると熱の放出を防ぐために皮膚の血管が収縮し、血管抵抗が高くなるため血圧が高くなる。

    湯冷めしないようにすることも大事。正直、今回は風邪症状もあったため、寒気で湯冷めどころではなかったが…。

    ゆっくり横になる

    臥位は姿勢の中で最も血圧が低い状態。立位・座位から臥位になると、その血圧は既に高い血圧なので、臥位になった途端に血圧が高い状態になる。相対的に高くなる、ということ。表現が難しいのでイラスト化してみる。

    Blood pressure

    こんな感じで。なので、ゆっくり横になることを推奨するけれど、一刻も早く横になりたいがために、昨夜はズキズキとともに眠りにつく…。眠りながら痛みが引いていくのを感じつつ、同時に夜中に体温が上がり、完全に体内の細菌の攻防戦が激しく行われていたのも感じる。こんな時期の体調不良は、不安で仕方がない。間違いなく風邪だけど、不要に「コロナかも?」とか思っちゃう自分もいる。

    姿勢は結果

    中腰の姿勢は痛みを回避する姿勢。

    例えばお腹が痛い時も、前屈みになる。

    どこかが痛ければ、そこをさすったり、手を当てたりする。

     

    つまり、原因があっての姿勢なので、姿勢を改善しようとして意味がない。中腰の姿勢の人に「腰が悪くなるから中腰にならない方がいいですよ」と言ったところで、「頭が痛いから血圧を上げないようにしてるのに」といった本当の原因のアプローチではないからだ。

     

    西洋医学の基本は、原因追求なので、こういった考えが必要なのだけど、実際なかなか出来ないことが多いように感じた。

     

    肩こりのひどい人に、「姿勢が悪いからですよ」と言って姿勢を直したところで、その姿勢になる原因があるわけで、

     

    薬を飲まない人に「薬は飲まなきゃだめですよ」と言っても、飲み込みにくいから飲めない事情(嚥下障害など)があるわけで、

     

    足が痺れている人に、「歳のせいですよ」と言って湿布や薬を出したところで、例えば動脈硬化などの血流障害によるものがあったりするわけで(これは流石にひどい例えだけど、、、、なくもないかも?)、

     

    患者さんの声に耳を傾けつつ、プロなりの原因追及は忘れないようにしたい。

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