食事は健康の基礎
一人暮らしをし始める時の心配は、食事のこと。外食やお惣菜でもまかなえるといえばまかなえるが、身体の健康の基礎となる食事は、意外とおろそかになりがち。
特に若い頃であれば、「お腹が満たされれば良い」ことが大切になってしまいがち。そして、お腹を満たすものは、おもに炭水化物が多い。特に、ボンビー飯ではとにかく、安いし満たされれば良いということになりがち。
例えばラーメン、カレー、丼ものなど、それだけで一食まかなえてしまう。お腹的には。ただ、実際、摂取した栄養素を見ると、1日に必要なものは満たせないし、身体を作るより、動かすエネルギーだけの摂取となるため、身にならない食事になりやすい。
カレーってこう見ると、恐ろしい…とても美味しいのだけど。
一人暮らしの栄養の基礎は食育から
一人暮らしを始めるにあたり、おそらく食事の選択は、知識と経験、つまりは食育がものをいうと思われる。
仕事柄、時間的に自炊の方がいいとはわかっていても、できないから、とか面倒くさいからというのもあると思われるが、蓄積された食育の経験は意外と染み付いているもの。最近よく分かる。
体調の変化や病気になった時、また、先々に不安が募った時、振り返るのは食事。特に生活習慣病などは、ほとんどが食事(喫煙やアルコールもあるが)のことが多い。
将来への健康貯金を考えても、気づいた時から食事のバランス、野菜・魚を積極的に選ぶ思考などを身につけた方が、健康的かつそれでも美味しい生活が続けられる。
健康習慣は決して辛いものではないし、むしろそれ自体が楽しく、健康で美味しく、そして病気もしない身体であれば楽しい時間が増える。きっかけの一助になれるよう、予防医学士として発信していきたい。
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