• 食べることは身体を作ること

    2020/05/29
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  • 添加物は美味しさのためではない

    カンブリア宮殿で、基本的な経営方針と、美味しさを求める情熱的な経営者の回だった。

    基本的に、一般的に、大量に流通している食品には添加物が入っている。

    入っていても、気にしない人、分からない人は多いと思われる。

    添加物は流通や保存のためであって、美味しさのためではない。美味しさに見た目は重要と言えど、本来の食べ物以上の色をつけたり、光らせたりということは、美味しさのためには不必要だったりする。むしろ、着色したものが「正しい色」と認識して、心配される声があったりするんだとか。恐ろしい。

     

    また、安く、保存が効き、食べられる時期を延ばすことも、美味しさを伸ばしているわけではない。

     

    さらに言えば、誰が食べても美味しいように、これを入れておけば間違いない味付けは、食べ物の個性を失わせ、選ばれる美味しさでもない。

     

    一方で、添加物を入れない、丁寧な仕事をしている企業、それは自然に中小企業になるのだろうけど、そういった会社の方が多いはず。ただ、大企業と違い、流通や広報など、販路の開拓が問題で、なかなかいいものが周知されない。

    生産者と消費者の橋渡し

    個人的に、日本の伝統をはじめ、いいものを作っている小さい企業を応援したい気持ちで転向したデザイン。デザインで応援できればと思っていたけれど、味にこだわった、直接的な介入ができているのが、今回の岩城氏。

     

    番組の中で、「生産者が家族に食べさせたくない」ということが衝撃だったとのこと。かといって、仕事をしなければならないため、添加物まみれの加工品を作るというのも、精神的にもよくないような気がする。まだそういう会社が現状多いけれど、もうちょっと先になったら、味が勝負になってくる時代になるといいなと思う。

    そのためには、添加物などの理解が消費者に周知されなければならない。そういうと難しい話になるので、グラホのようなお店が先頭に立ち、美味しさ、その理由は添加物を使っていない、と逆から結びつくと入りやすいかもしれない。

     

    予防医学を学んでいても、そういった知識の周知は大事だけれど、栄養学的な難しい話はなかなか大衆受けしにくいのが難しいところ。美味しさ勝負でいければ、感動や体験から理解出来て、身に染みやすい気がする。

     

    以前の回でもあったけれど、そういった企業を応援する人というのは、徐々に成功しているのは素晴らしいなぁと、今は感心しかできず。いずれ、力がついてきたときに、役立ちたいなと思う。

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