昔ながらの製法
少し前にいただいた、ご飯のお供。ちょうどきらすところだったので、ありがたく頂戴する。
昔ながらの製法で作られただけあって、ネーミングもそのまま、ザ・昔ながら方法といった感じ。パッケージも確かに、昔からよく目にするもののため、懐かしい感じで可愛らしさもあるもの。
贈答用なのか、中にご丁寧な説明書も。そしてよく見ると、伝来の技法で作っている記述がある。なるほど、と感心し原材料を見ると、ちょっと気になる点が。
こういった伝統製法はそのまま受け継いでいるイメージで、素材もシンプル、調味料や甘味料、着色料も無かった時代から作られているのだから、ないのだろうと思うと意外とそんなことはない。
果糖ブドウ糖液糖とか、着色料、しっかり入ってますけど。
昔から、こういったものを使っていたのか笑?もしくは、やはり大量生産&保存のために使っているのか?気になるところ。
ご飯のお供なので、そもそも保存食ゆえに保存が効くもの。それにさらに追加するということは、やはり生産コストを下げるため、商品の保存期間を延長させているのではなかろうかと思ってしまう。一方、保存を効かせるために、ある程度保存料を入れないと、別のものでカバーする必要が出てくると、価格帯などにも影響するのかもしれない。
また、消費者のイメージというのも残念な問題。本来の色味だと「悪いんじゃないか」と思ってしまうほどに、着色料の世界で育ったイメージはぬぐいきれない。そのために着色する必要があったりする。極端に言えば、ウィンナーが赤くないと「悪いんじゃないか」と思うようなイメージ。刷り込みって恐ろしい。
意外とシンプルなものは、まだ少ないのが現状。といっても、何を売りにしているかで、どこを死守するか、商品の方向性は変わってくると思われる。
ただ、今回は商品名にどーんと製法のイメージを打っているので、そこは是非守ってもらいたいなぁと思う。
と、思いつつ、もちろん、害のあるものではないため、ありがたくいただきます。
坂本屋のかすてら
一方、ちょうど別の頂き物で、カステラをいただく。こちらは昔ながらの製法そのままに、原材料もシンプル。
昔ながらの原材料。
ふわふわのカステラで美味しかった。久々のザラメのカステラも、懐かしさもあって幸せな気分。
パッケージもシンプル、説明も手書きの味わいが素敵。明治30年から続いているそう。素晴らしい。
こういう手書きはデジタルのデザインでは出来ない、日本ながらの文字美。
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