水没経験のまとめ
水没は突然やらかしてしまうので、備えも出来ていないし、急に生活が変わり、困ったことに。今回はその経験のまとめ。
今回で2回目の水没。そして、分かっていても電源を入れてしまうのが人の性。
1回目では水没後、完全に故障してリンゴループとなったため、新しい防水仕様のiPhoneにグレードアップしたものの、またやってしまった。
おや?と思って電源を入れた後に、「しまった!」と慌ててオフにし、中を開けて見える部分を拭いて乾燥させたものの、翌朝電源は入らない…。
1日スマホのない生活は久々で、やっぱり不便なことがありました。
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1.水没直後
繰り返しになりますが、分かっていても、入れてしまうでしょうけど、電源はとにかく入れない。
水没させた時というのは、たいてい疲れている時や眠い時、酔っている時、手元が悪い時など、心身が正常より落ちている状態なので、そういう判断がしにくいのですが、とにかく入れない。
そして乾燥させるために、ドライヤーや、ジップロックに乾燥剤やお米と一緒に入れるなど、色々とありますが、分解して隅々まで水分をとらないと電源を入れられる状態にはならないので、まず外面を拭いて、お店に持っていくだけ。それ以外に出来ることはありませぬ。
自分でも分解する方だけれど、隅々まで分解する余裕もないし、半分諦めていたこともあり、ここはやはりプロのお任せするのが一番です。
2.修理対応
今回感動したのは、プロのお仕事。ほぼ諦めつつお任せすることにし、修理も最低限で、バックアップさえ取れればラッキーくらいな感じで頼ってみました。
修理をお願いするにも、お店を探すにも、やはりスマホ以外にPCは必要になるので、スマホだけで生活している方は、後の完全バックアップも含めて結構大変かと思います。
今回は職場から行きやすい場所を検索し、地図は使えないため、よく覚えて行くことに。
基本お店に行くだけなので不要ですが、何かあった時の緊急連絡先として、職場に連絡してもらう場合は、職場の電話番号を覚えておくことも必要と感じました。(かろうじて覚えていたのでよかったです。)
今回はお店の方も「奇跡」というくらい、なんとか電源が入りましたが、
- ネジと基盤の部分が剥がれたり
- 液晶に水没反応が出たり
- Touch IDが壊たり
と、しっかり故障はしてました。うっすら画面にしみのような部分が(青い線)。
一番困ったのはTouch ID(指紋認証)が完全におバカになってしまい、ショッピングアプリなどでは使えなくなったこと。指紋認証を解除もできず、Yahoo!ショッピングアプリは使用不可に。
また、バッテリーも異様に早く消耗し、異様に遅く充電される状態なので、通常使用が困難であることと、「早くバックアップをしたほうがいい」というお店の方の進言もあり、帰り道もSuicaを使わず安静にして帰りました。
数日経過しても意外と使えてはいるので、一応そのまま保管しておくことに。しかし、プロのお仕事、本当に助かりました。思った以上に安く済んだ感覚。(もちろん買い替えは痛い出費)
3.iPhoneが使えない間の生活
特別スマホがなくても大丈夫、と基本思っているタイプですが、やはりキャッシュレスの今、結構不便な一日でした。
交通手段は切符と現金
モバイルSuicaに定期を入れているため、切符で移動する羽目になり、これが一番大変でした。久々に切符を買うことになり、乗り換え切符の買い方もいまいちだし、ICカードでない分割高だし、改札は切符・IC共通を通らなくちゃいけないし、で結構バリアのある生活でした。また、切符を買うにも現金が必要になり、現金も久々に使う状態。公衆電話をテレホンカードで使う、くらいの時代を遡った感じで、少々戸惑いが。
ICカードは別に持っておけばこうはならないので、そういうメリットはあるかもしれません。
PCがないと連絡手段が絶たれる
iPhoneなのでMacと同期して使っている分、メールもショートメールも、LINEも使えるのでそこまで不便ではなく過ごせますが、PCがないと完全に音信不通になってしまいます。また、連絡先もiPhoneの中であれば、今時は電話番号などは覚えている数も少ないでしょうし、いざという時の連絡手段がない状態に。
とはいえアドレス帳を持たない時代だし、個人情報の管理も難しいご時世。
いざというときの連絡手段を考えることは、緊急時の対応にもつながるので、大事な人の連絡先は忘れないか、メモしておくといいかもしれません。
主に交通機関が困ったくらいで済みましたが、数日にわたって使えないと、もっと不便なことは出てくるかもしれません。
4.日頃の備え
水没は突然やってくる。水没だけでなく故障はいつやってくるか分からないため、iPhoneのいざというときのための備えとしては、
- iPhoneのバックアップ
- LINEのバックアップ
くらいでしょうか。結構少ないものです。今はほとんどオンライン・クラウドなので、ショッピングアプリやSNSは基本、iPhone内にデータがあるわけではないため、そこまで気にならないかと思います。
iPhoneのバックアップ
写真や音楽などはiCloudでもバックアップされるので、サクッと日々のバックアップにはiCloudが便利。ただ、写真などは結構容量を占めるので、無料の5GBで済む人は少ないような気がします。。PCがあるなら、容量は気にしなくて済みます。(もちろんPCの容量がある前提。)
個人的には、パスワードやヘルスケアも出来れば移行したいので、基本全データをバックアップするためにPC(元iTunes→現Finder)でのバックアップがベストでした。完全なバックアップならPC一択。Safariの、プライベートモードで閲覧中のページまで復元されたのは、驚きでした。。。
完全とはいえ、Face/Touch IDやApple Payなどは保存出来ないので、再登録が必要です。Suicaももちろんですが、Walletを開いて継続にチェックを入れる程度の簡単な作業なので、問題なし。
Suicaは前のiPhoneとの紐付け解除が必要で、壊れたiPhoneが使えない場合は再発行に時間がかかるので要注意です。
復元は簡単で、PCから復元をチェックするだけ。古いiPhoneが動けば、近づけると転送も出来るようですが、PCでポチッとしたためか、その恩恵は受けられませんでした。
LINEのバックアップ
LINEは特殊で、トーク履歴などのバックアップ定期的に行えて、iCloudに保存出来てよいのですが、アカウントの引き継ぎには一手間かかるようです。特に、「アカウントを引き継ぎ」についてがいまいちよく分からず、復習しました。
古い機種が使える+LINEのパスワードを登録していない場合
パスワードを登録していない場合でも、「アカウントを引き継ぎ」をオンにしていればスルッと移行出来るようです。(PDFのP15参照)
古い機種は使えないがPC/iPadが使える+LINEのパスワードを登録していない場合
パスワードを登録していないと、古い機種またはPC/iPadなど別のものでパスワード設定番号を受け取り、新しい機種に打ち込む必要があるため、同じアカウントでログインしている別の通信機器が必要です。(上記P16参照)
古い機種全般使えない+LINEのパスワードを登録していない場合
引き継げないため、登録しておきましょう。
という具合で、LINEはトーク履歴だけバックアップしておけば、と思えど、LINEのパスワードも登録しておかないと、いざという時にトーク履歴があっても、アカウントが引き継げないようです。
今回は無事復活したものの、LINEは以前リセットした恐怖もあり、動いている限り「アカウント引き継ぎ」のオンを更新し、メールアドレスとパスワードを要確認したため、何事もなかったかのように移行できました。
防水は防水にあらず
防水対応しているものの、沈んでOKのレベルなわけではなく、お店の方も「やめたほうがいいですよ。水蒸気も入ってきます」と。スピーカーやマイクは穴が開いてるわけだし、基本的に「電子機器」を湿度の高い環境や水中に入れるなんてとんでもない話。
さらに悪いことに、カバーが好きではないので丸腰でお風呂に持ち込むことも。また、分解もしているので防水機能は落ちているはず。ということで、今後の対策として、防水ジップも準備。今回はスマホのSサイズでピッタリでした。
基本的に機械は水に濡らさないようにしましょう。。
機種変更
今回水没したのはiPhone7。新色の緑は非常に魅力的なものの、非常にお高い。
また、スマホに高性能を求めていないのと、PC並みに高いので、少しグレードアップ出来る・シングルカメラ・Touch IDという条件で、iPhone SE2へ乗り換え。サイズも同じで違和感はなし。
個人的には今回の機種変更で、
- eSIMが使えるようになる(デュアルSIM)
- ワイヤレス充電が可能
- OSの対応期間が長くなる
- カメラのテキスト認識表示が使える
というメリットがあったので、よかったかもしれません。
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