• モカシンのソールの修理してみた|丸洗いでボアも復活

    2023/04/22
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  • モカシンのソールが剥がれた

    2023年初日から、モカシンの靴に異変。つま先のソールが剥がれました。

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    元旦に歩いているのも恥ずかしい感じの靴の壊れ方と汚れ。。。

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    歩きにくさで、つま先はさらに汚れてしまい、ボアもへたっているので、もはやこれまで…と諦める。が、やはり冬に暖かく、ロータイプの靴はあって欲しいので、一度ゴミ袋に入れていた靴を拾い上げ、お手入れしてみることに。

     

    諦めた理由としては、修理をしている人が少ないこと・使い捨ての人が多いこと・スエードの「擦れ」は難しい、といったため。修理して長持ちしたい派ではありましたが、諦めるには寒すぎました。

    そこで、ソールの剥がれの接着について、色々検索してみると、どうやら手持ちのもので出来そうなことが判明。そうです、靴の踵補修用に購入していた、シューグーが接着も可能なのでした。


    接着剤を検索していたら、おすすめの中にシューグーが出てきたので、これは試すしかないだろうと決心。

    また、もう一つ気になる「擦れ」もきちんと向き合えば、そこそこ戻せそうなので洗濯することと、いっそ失敗してもいいので、ボアの復活も含め、汚れ・復活・修理の3つの目的のためにケアを開始。まずは、洗浄することから。

    モカシン復活のために必要なもの

    1. スエード用シャンプー
    2. スエード用ブラシ
    3. 古いタオル(今回はフェイスタオル3本使用しました)
    4. 靴底用接着剤
    5. 新聞紙

    モカシン(ムートン)を洗ってみる

    1.まず初めにブラッシング

    まずは綺麗にしてから、最後に接着する流れで開始。まずはブラシで毛を起こしつつ、大まかに汚れを落とします。

    スエードの靴には、ゴムタイプのブラシで。ブラシも汚れてるので、この際ブラシも綺麗に。。


    普段もブラッシングはしていたつもりでも、「擦れ」については諦めていました。ところが、今回は「毛を起こす」ことに意識を向け、あらゆる方向から毛を起こすため、くるくる小刻みに動かしてみたら、結構擦れた部分は目立たなくなったような。今まで何をしてたんだと、反省…。

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    特に目立つ、つま先と踵部分を入念に、全体をブラッシングし、次はシャンプーを使って洗います。

    2.スエードシャンプーで洗う

    こちらも手持ちにあったので、活用。かなり前のもので今は廃盤なので、スエードのシャンプーなら良いかと思います。


    スポンジで泡立てて全体につけます。

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    色むらになるらしいので、しっかりすすぎます。

    3.ボアも丸洗い

    外側はシャンプーで綺麗になるも、内側も気になる。ボアがへたって、踵は圧縮、ムラがある感じです。

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    失敗するかもしれないし、手放すつもりだったので、思い切って内側も洗うことに。大分へたっているので、復活は難しいかも?と思いつつ、内側は毛っぽい(EMUオーストラリアはウールっぽい)ので、濡らして起こせばいける、と信じて試してみました。

     

    脱シャンプーを開始したため、自宅内にシャンプー類はない…。靴下を履いて使用していたし、お湯で落とせば大丈夫だろうと思い、お湯でなでなで洗います。へたった踵部分は入念に毛を起こします。

    水を含むと膨らみ、回復の兆しが見られました。先程の写真よりふっくらしてきました。

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    絞ってみると、毛が復活しそうな感じなので、手応えあり。反対側も自信を持って洗います。

    ムラと思われた踵の部分は、禿げてしまっており、毛のない部分は仕方がないですが、残っているところは汚れを掻き出しつつ・毛を起こすようにして洗いました。

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    その後しっかり脱水。絞ってから、タオルを使用して吸い取ります。結構吸水するため、体重をかけて数秒待つようにしてタオルに水分を吸わせていきます。この時点でボアはふわふわしているので、お湯でも十分と思われます。匂いもほとんどありません。

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    4.乾燥

    色むらとならないよう、タオルでしっかりと水分を吸うだけ吸ったら、あとはしっかり乾燥させます。夕方に開始したのは良くなかったですが、新聞紙をつま先部分に入れ、風通しの良いところへ。

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    夏にケアした方が良いかもしれません。。でも冬の乾燥も一役買ってくれると信じで数日乾燥させます。その間、湿った新聞紙は適宜新しいものと交換。平日に出来ないため、結局1週間ほど乾燥。(新聞交換は毎日)

    モカシンを自宅で丸洗いした結果

    つま先と踵の擦れと汚れは目立たなくなり、さらにボアも復活。これはやってよかった!けれど、もっと定期的に、ボアが禿げる前からやっておくべきだった…。とりあえず復活したのでよかったです。靴底が剥がれていない方は、洗うだけで終了なので、長持ちできそうですね。

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    モカシンのソールの接着

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    乾燥して一段落したら、今度は本来の目的、ソールの接着へ。シューグーをソールに塗ります。

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    剥がれないようにタオルで保護しひもで固定。タオルも少し圧をかけてしっかり接着するようにしました。クリップだと、意外と大きいため、見合うサイズがなかったことと、紐なら圧をコントロールしやすいかも?という浅はかな考えで…。結論としては、クリップで固定した方が良いです。(後述)

    こちらも数日放置。

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    後日気付いたこととして、接着剤はギリギリになるよう、量を調整した方が良いです。下図のように、はみ出たところはスエードの色が濃くなり、変色してしまいます。また、固定のために圧力を加えると、さらにはみ出てくるので、接着剤の使用は慎重に…。

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    モカシンソールをシューグーで接着した結果

    やはり紐は甘かった…。

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    剥がれが大きかった右側は、接着不足で隙間が空いています。

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    これではまだ履くことは難しいため、再度接着を試みました。けばついている部分はカッターなどで切り落とし、再度接着剤を少量入れます。

    そして、クリップでしっかりと。結局クリップの方がしっかりついたので、大きめのものを使用した方が良いです。

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    無事くっつきました。

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    ただ、接着剤のはみ出した所の色が濃くなってしまったのは失敗。まぁ人の足なんて、スマホ中毒の世の中で大丈夫だろうということで、履いてみました。(意外と見てることもある)

     

    たまにつま先が引っかかると、ドキッとしますが、隙間が開くほどにはならず、保持できています。

    ただ、サイズの問題か?構造の特性か?(普通の靴より靴底が引っ込んでいるデザイン)つま先はたまにひっかかるため、度々擦れます。これはモカシンの構造上、仕方がない気がします。

     

    ただ、もふもふに戻った靴は、ホールド感もあり良い感じです。

    ここまでになる前に、お手入れをしていれば、結構長持ちできる気がしました。

    おすすめです。

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