• 治したい気持ちの強さ

    2020/03/19
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  • 人により幅のある「治療欲」

    よく聞く身体のお悩みは、

    • 肩が凝る
    • 膝が痛い
    • 腰が痛い
    • 身体が硬い
    • 頭が痛い

    など、老若男女に聞かれる。

    治療者側から聞くと、治してあげたい気持ちはある。必ずそれらを引き起こす原因があるので、症状の改善も必要だが、原因の追及も行いたい。そして再発を防ぐようにしたいというのが、正直な気持ち。

     

    ただ、これはあくまで治療側のエゴというのもよく分かっている。エゴとはいえど、「治療」の真の方法は原因追求と対策なのだが、患者さん側は「症状が軽くなればいい」〜「完全に治したい」まで幅が広い。

     

    そのため、治療側の情熱というのは、あくまでも相手に合わせなければ、「エゴ」になりがち。逆に、治療者側の情熱が、患者さん側より低い時は、「やぶ」と言われたり、再来院はされない。そのマッチングも結構難しかったりするのが実情。

    治療側の注意点

    情熱はあっても、効果を出さなければ選ばれない。

    その原因追及も、経験や知識にもよるので、初診の限られた時間でどこまで追求できるかという技術。そして、それを分かりやすく説明する技術も必要。何より、追求に集中しすぎて、患者さん側は「何をされているのかな?」と疑問を抱くような方法ではよろしくない。また、緊張を与えてしまうため、評価も適切に行えない場合がある。

     

    また、追求しきれなかったとしても、今回の介入でどういう症状かをある程度伝えられれば、セルフトレーニングを試してもらったり、次に何をするべきか、そしてどれくらい続けられそうかなど、患者さんに合わせた進行となり、内容も納得しやすいものになる。

     

    逆に、説明はうまく行かずとも、身体の変化を感じられる結果が患者さんへ与えられれば、言わずとも伝わったり、患者さんの希望に沿うことにもなる。

     

    あくまで、相手の希望に応えることが、最優先。自分の達成感を最優先にしてはいけない。

    患者さん側の注意点

    してもらう側、というだけでも言いにくいように感じるが、症状を伝えて、どうなりたいかまで伝えられると、治療の選択肢も広げてもらえると思われる。「〜したいんです」ぐらいだと、相手によっては、症状を軽くして終わりとなるかもしれないし、根本まで治療してくれる人もいるので、結果が変わってくる。

     

    と、ここまで伝えられるくらいの治したい気持ちがある人は、しっかり伝えられるけれど、「軽くなればいい」という方はそこまで希望は言わないと思われる。とりあえずやり過ごせる程度の改善もよいと思うけれど、度々通うことになると、時間もお金もかかるので、せっかく行った機会、治せるならば治すよう努めた方が、日本の経済的にも良いと思います。

     

    また、小さいうちの症状が後々に治しにくくなってくるのは、ダメージが蓄積されることと、治すための自分の能力も低下しているため、時間がかかりやすくなる。

     

    せっかく手にした治療の機会、無駄にせずしっかり諦めずに治してほしいです。

    気持ちの強さ

    日常生活がままならないほどだと、真に「治したい!どうにかしたい!」ということになるのだけれど、人間、意外とそこまで行かないと、治す気にならないもの。

    予防医学が普及しにくいのも、そういった人間らしさにあると思われる。特に栄養については、効果が即効性でないため、特に気にかけにくい。

     

    もしくは、話のネタなのかもしれない、と病院の待合の会話から思ったりする。

    「腰が痛くってさぁ」という開口一番になるのも確か笑。

     

    また、セルフトレーニング。なかなか続きにくいのも確か。ただ、リハビリにおいて、自分の身体を使えるようになることが目標でもあるので、自分でやらないと、よくはなりません。人に頼っても筋肉は勝手につかない。

    効果が得られなけば、どんな変化があるのか、効果があるのか教えてもらった人に教えてもらったり、日々の生活の変化や痛みの変化を感じてほしい。自分で、自分の身体に興味を持たないと、なかなか気づけなかったりします。

     

    是非、困ったときに出会った治療の機会。大事にして、健康な人が多い世の中になってほしい。

     

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