人手不足の業界が明らかに
最近コロナウィルスしか、新聞の一面に出ていない中、今日は看護師の診療補助のニュースが見えたので、朝日新聞を選択。日替わりの新聞選びもいいなと、最近思っている。
特定行為の診療補助の制度が出来てから、もう5年も経つとは早いなぁと思いつつ、これを院内でしている、もしくは進める動きは見たことがなかった。医師と看護師の数で言えば、看護師の方が多いため、この制度が進んでいけば確かに効率的になるかもしれない。ただ、医療の技術の線を超えるのは、なかなか難しいように思う。また、看護師の業務はただでさえ多いのに、さらに専門的でリスクのある行為は、まだ日が浅いゆえに浸透は簡単でないよう。
この整備で助かるのは、地域医療の分野なのだろうとも思った。往診医は勤務医よりもさらに少なくなるとすると、訪問看護師の方が頻回に訪問することが出来るので、出来ることが増えると、今まで出来なかったもどかしさや、医師を呼ぶ手間が省けるメリットもあるのでしょう。
医師不足に対して
医師の行為を他の医療スタッフに委ねるということは、医師の数が足りていないということでもある。
じゃあ医師を増やせるかというと、簡単に資格を渡せるような仕事ではないし、医師になりたい気持ちはあっても、経済的にも知能的にも求められるものは高い。
現在、人が仕事を決めるのはその人の気持ちで決めることがほとんど。そういう世の中の情勢を元に選ぶ人は少ないだろう。少なくとも、自分もやりたいことしか選んでいないわけで、本当の意味でそれでいいのかと言われると、悩ましい点でもある。
だからといって、可能であれば救命医・総合診療科の医師になってみたいけれど、頭脳と経済と時間がかけられないため、気持ちがあってもなかなか実行は難しい。
今後も医師不足は深刻になってくるが、医師になりたい若者が増える保証もない。いずれ、もっと深刻な医師不足となった時、限られた医師という仕事を活かし、実行するのは今回の特定行為のような別のスタッフが行うという必要性も出てくる。
もしくは、ロボットによる介入も必要なわけで、未来と芸術展の展示のような、なでなでしてくれる、労るロボットも必要になる。
コロナウィルス の影響で、ライブ配信されているのを観たので、サックリとした解釈だが、そういう未来に対する警鐘となる展示だなと感じた。タンパク質が摂れないという話題も最近よく聞く…ゴキブリや虫を食べる…。今育ってきた人には難しくても、そういう教育を受けていれば抵抗がないのだろうけれど…。
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