マウスによるプチ労災
転職し、デザインワークを1年。
たまたま作業量が一時的に多かったのか、右薬指を内転(中指に近づける動きを)すると違和感が。
痛いと言うほどではなく、嫌な感じ。ひどいとタオルを絞るなど、右手に力を必要とする動作でも嫌な感じがしたので、日常生活にも支障が出て少し困った。
これまで1年間、作業量は時期に応じで変化したし、先輩方ほど作業量も多くないのに、なぜか突然やってきた、右薬指の支障。原因は間違いなくマウス。そこでマウスについて熟考してみる。
マウスを検証
マウスが重い・抵抗があるのかを確認。
自宅で過去に使っていた、Windows用マウスは、電池入りで重さが88g。
職場の痛くなった、Magic Mouse2は97g。
ちなみに旧型のMagic Mouseは電池入りで110g。少々重い。
トルクの計算がイマイチ分からず。。
裏面を見てみると、埃がついていたので、摩擦も加わっていたかもしれないので、マウスが疲れる方は、裏面の清掃もチェックしてみた方がいいかもしれない。(この時点でマウスに戻れないので、掃除はしたが、使わない。)
運動学的分析
薬指を内転する、掌側骨間筋の過剰使用による筋肉痛、という自己診断。これを繰り返せば腱鞘炎など、重症化することは間違いない。
薬指を外転する(小指側に広げる)と、伸びる感じと伸びて痛い伸長痛。回復した今振り返ると、伸ばすとかなり痛かった。
マウスを内側に動かすだけで嫌な感じ、というのも、マウスの一般的な持ち方は、多くは親指と薬指で挟むから。つまみ持ちというらしい。人差し指と中指はマウス操作に使われるので、多くはこの持ち方になると思われる。
マウスの形状や作業内容にもよるけれど、きっと多分、つまみ持ちが多い気がする。というのも、
- マウスは手より小さいのでかぶせて持つと指が使いにくい
- 手の体重を乗せてしまうと、摩擦も加わり動かす力がより、必要になる
という理由で、細かな作業は指先を使うため、つまみ持ちになるんじゃないかと勝手に思う。
対処方法
このまま我慢しても改善しないし、重症化しても困るので、対応を考える。
治療
困った事に、こんなマイナーな筋肉の疲労例があまりなく、ストレッチとマッサージくらいしか対処法がない。
ただ、ストレッチは外転するしかないので、たまに伸ばしてあげるくらい。
マッサージは、かなり深いところにある筋なので、なかなか届かない。筋膜を介して関節的なほぐし、ということで、トリガーポイントのボールを使ってみたり、たまに自己マッサージをしてみるくらい。
環境整備
マウスの使用による悪化なので、原因は明らか。そこで、マウスの代わりにPCのカーソルを動かす他の方法を検討。
まずは手っ取り早く、手持ちのペンタブ。
ペンタブをマウス替わりにしている人は結構いらっしゃるのと、同じくマウスで手を痛めた方の回避方法でも多いので、間違いなさそう。
1〜2週間でようやく落ち着いてきたので、これはこれで良さそう。
使い始めてみて一ヶ月。ペンタブのおかげで手は少しずつ改善し、伸張感は残るものの、日常生活に問題はなくなった。
一方、気になったのは、ペンを持ち上げるのが面倒くさい。。。マウスはそのまま動かせば使えるけれど、ペンタブは一度ペンを持ち上げる、このちょっとした一つの動作が蓄積されると気になる。また、Mission Controlが感覚的に使えないので、ペンタブで設定
また、たまにペン先が引っ掛かると、ガリっと、音がする。頻回だとご迷惑をおかけする気もするし、マウスより静かでも摩擦音は避けられない。
そこで気になるのは、トラックパッド。
自宅はMac Bookなのでトラックバッドは使い慣れているし、トラックパッドは両手が使えると言うメリットがある。ペンタブだとどうしても利き手になってしまうので、手の負担を考えると左右に分散された方がなおよろしい。
ただ、自宅のトラックパッドも一時的に使用量が上がると、指が痛くなる。ただ、Mac Bookのとは違って、iMac付属用のトラックパッドは傾斜がついているので、おそらく使い心地が違う気がすると期待。
とはいえ、トラックパッドはなかなかお高い。ヤフオクやメルカリ・PayPayフリマをチェックしてみるも、なかなか。
トラックパッドは快適
後日、PayPayフリマでお得に購入。やはり、使い勝手が素晴らしいとしみじみ。
Amazonだと500円ほど、公式(13,800円)よりお安い。
メルカリ・PayPayフリマはタイミング次第。みなさんチェックしているようで、状態・お値段が良さげだとすぐ売れてしまう。PayPayフリマはたまに15%オフのクーポンが配布され、週末は5%オフになるので、メルカリよりさらにお得に購入可能。
今回も思ったのは、ヤフオクは結局どんどん値上がり、最終的に、中古なのに10,000円前後になるので、イマイチだった。
使い勝手は、ピンチイン/アウトが出来たり、感圧タッチがあったり(といってもあまり使わない)、指を全体的に使うので、マウスの時のように、人差し・中指だけの負担にならない。スマホのような感じで使えるし、左手でも使える。また、マウスやペンタブのように、持たずに始められるのでスムースに作業が出来て快適。
クリックも、設定すればタッチだけでいいので、マウスのようにカチッと押す必要もなく御手手に優しい。
デメリットがあるとすると、
- 集中しているとトラックパッド外にドラックする状況になりはみ出す(マウスのように無限に広くは使えない)
- レタッチなど、細かい作業には向かない
- マウスよりお高い
くらい。特に、画像の編集などの細かい作業は流石にペンタブに軍配が上がる。細かな繰り返しのクリックは、押し込む回数が増え、総指伸筋・示指伸筋が疲れ・痛くなる。Photoshop作業はペンタブがベスト。
いずれにせよ、一時期、職場と自宅で合計、12時間くらい一日に使いまくっていたので、使い過ぎればもちろん手は痛くなるということで、基本的に手を休めることも大切。
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