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1.Apple Payの仕組みを理解したい
Visaも使えるようになったApple Pay。ただ支払いの方法はクレジットもiDも変わらず、何が違くてポイント還元が異なるかが、よく分からなくなってしまったため、深堀り。
まだキャッシュレスの普及がまちまちの今だからこそ、体験したこと・調べたことを備忘録としてまとめ。
Apple Payでの支払いという枠組みでは、iDもクレジットも操作方法は同じだけど、レジで「Apple Payで」と言っても通じないらしいのは、内容が違う/店舗ごとに違うから。
iDとクレジットカードの基本的な違い
iDはドコモが開発した決済方式のプラットフォーム。電子マネーということがクレジットの違い。
電子マネーとして、現金を電子化するには、支払う前/即時/支払い後の3つがある。
電子マネーはクレジットカードのように審査がないため、使い始めやすいのも特徴。
一方クレジットカードは、後払いのもので信用の上で支払うためカードに審査が必要。また最近は少ないけれど、支払い時にもサインや暗証番号が必要だったりする。昔ながらでいう、「ツケ払い」のようなもの。
クレジットカードにもiDがあるのは?
クレジットカードにもiDマークがあり、ややこしいけれど、これはオプションと思われる。
クレジットカード普及の一つのツールとして、
- iD決済も使える
- 使い慣れた人に馴染みがある
- クレジット非対応のカバー
といったところでメリットがあると思われる。
ただ、クレジットカード会社のサービスではなく、外部の借りたサービスになるので、ポイント還元なども異なる。
例:SMBCカードは5%→2%と下がる
これをコンビニの店員さんに見せると「iDだとだめです」と、クレジットカードであることが伝わりにくい。iDのロゴの方が印象が強いのでしょう。。
2.店舗での実際の使用
Apple PayはiDも、クレジットカードも、クイックペイも入っている、総合ツール
Apple Payの理解で分からなかったのは、レジで「iDで」「クレジットで」と言っても、消費者側のiPhoneの操作は同じ。何が違うのかがよく分からなかったけれど、この一言が重要。
支払い側ではなく、レジ側の操作が違うので、同じApple Payに入れたものがレジで振り分けられる。ここの仕組みの解説が見当たらなかったので、単純にキャッシュレスレジの操作画面を見る。
レジでの支払い方法は一言で決定。キャッシュレスだから「ピッ」で終わるわけではなく、支払い方法も付け加える。
前述と同じく、クレジットカードで高ポイント、iDではポイントが下がるようなサービスの場合は要注意。
同じ仕組みで、クイックペイもApple Payに入れられる。レジの操作画面で見ると、こちらも別になるので、きちんと一言が重要。ちなみにクイックペイはJCBのプラットフォーム。
https://大人のクレジットカード.jp/column/howto-quicpay.html
混乱するのは、Apple Payはあくまでお財布のようなもので、そこから、
- ドコモのiDを使うか
- JCBのクイックペイを使うか
- クレジットカードのコンタクトレスを使うか
で、操作は同じでも使う中身が違うということ。なので、「Apple Payで」と支払い時に言っても、「何を使いますか?」と言った感じで聞き返される。(と思われる。)もういっそ、クレジットカードのブランド名を言った方が無難に思う。
Apple Payは「何らかのキャッシュレス決済」、という解釈がいいのかも。
ファミマで以前試したら決済できず、ちょうどシステムの不具合だったので、使い始めの身分では混乱。
ファミマとセブンでは「クレジットカード」を選ぶ
コンビニによって、Apple Pay決済までの道のりが異なるらしいが、近所のファミマとセブンはいずれも「カード」でした。
ファミマの場合、レジなら「クレジットで」「Visaで」でよさそう。セルフレジなら「クレジットカード」になる。ここで「カード」を選択するのは、なんか違和感。
確かにファミマの画面では、電子マネーでもバーコードでもファミペイでもないので、クレジットカードになる。
セブンイレブンでもクレジットカードを選択。隣に「Apple Pay」があるけれど、こちらを選ぶとiDになってしまう。
レシートを確認して、クレジットになっていれば、OK。SMBCカード(NL)なら5%還元です。(ちなみに、一回目はApplePayを選んで、ピッとしたら、iDになってしまった。。)
しかし、これは慣れないと大変。。。(生活圏にないので不明だが、ローソンでは「Apple Payで」らしい。また、Pontaとの連携もあり、複雑に見える。。)
これじゃ普及しにくい気がする。
コンビニでのチケットの支払いのApple Payも対象外?(チケット会社によりけり)
チケットの支払いでポイントが貯まると分かり、早速コンビニに向かうも、Apple Payでは支払いができない。レジで何度もかざして、ご迷惑をかけて一度諦める。
なぜかを探ると、「クレジットカード(一部を除く)」の一部と思われる。Apple Payでもクレジットカードの利用に代わりはないはずなのに、チケットのようなシビアな?支払いには、Appleのプラットホームの利用は出来ないらしい。もしくは、チケット会社により異なるかもしれない。
e+サイトより
とりあえず支払わなくては、と焦ってiDに切り替えても「この支払い方法はご利用いただけません」的なメッセージで利用できない。こちらは、チケットの支払いにiDは対応していないと、セブンチケットの支払いであるので理解。
という流れを、店員さんはもちろん分からないらしいので、お互いクレジット決済とiD決済を繰り返しエラーを起こすという、後ろの人にも申し訳なかった。iPhoneに入れているので、カード本体は持ち歩いておらず、結局一度帰宅して、再びカードで支払い。カードのVisaでタッチは可能だった。ややこしい。
(今回はセブンイレブンでの結果。ただ、チケットの支払い時は慣れておらず、「カード」を選択していなかったかもしれないので、検証不足。もしかしたら使えるのかもしれない。)
スーパーはカードが必要
SMBCカード(NL)は、ポイントアップのお店をあらかじめ指定しておくと、ポイント還元率が0.5%アップするので、早速登録したスーパーでも使ってみようと実践。
ところが、スーパーにはコンタクトレス決済に対応していないので、クレジット決済には本体が必要だった。結局こちらも持ち合わせていないので、恩恵を受け取れず。
店舗にもよるのだろうけど、結局本体を持ち歩かなくてはいけないのは、カード普及と店舗での対応がマッチしなくて不便。
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