イメージを沸かせるもの
最近は何事もデザイン目線で見るようになり、目を惹くものの理由だったり、印象から得られる情報などを考えるようになった。そうなる少し前、メープルシロップのボトルデザインが気になった。
普段、よく見かけるのはガラス瓶に入った、カエデ型のもの。たまたまスーパーで初めて見たボトルに、ビビッときてしまったのでお高かった…といっても、大容量なだけで、コスパとしては悪くないので購入。
このボトルの形から想像されるのは、水差しとか、ピッチャーのような形。
そして、イラストの茶色や素朴なタッチから、純朴なナチュラルなイメージで、グレードが確かに高そうな印象。容器にシールを貼っただけのものより、手が込んでいる印象が、品質にもこだわっているような印象。
ところが、開栓してみると、
あ、何か想像と違う。
なんか残念だったのは、丸い注ぎ口だったこと。なんで残念に思ったかといえば、注ぎ口のある印象があったから。
確かに、注ぎ口はフタの「下」にあるのだから、そこから注がれるはずがない。
開栓するまで気づかなかったけど、やはりパッケージの印象で勘違いしてしまうのは自分だけではないように思う。
実際、メープルシロップのプラ容器で検索すると、このような形が多い。
なぜだろう、そういう水差し的デザインが多いのは。そもそも、本来メープルシロップの容器はガラスのピッチャーを使うためなのか、それに寄せたのかもしれないけれど、使い方まで想像させる。みんな、驚かないのだろうか…。
パッケージの印象通り、お味も美味しい。パンケーキ専用のつもりだったけれど、ヨーグルトなどに合わせても全く問題ない。
2回目に購入した時は、なんとシールになっていた。
い、印象が違いすぎる…。感動がなくなってしまった。
内容は同じで、店舗によって取り扱いが異なるのだろうか。シールの方がコスト的にお安いのだろうか…。ボトルに印刷する方が手間がかかるのか?理由は不明だけれど、少々残念。
購買意欲を掻き立てることもできるデザイン。同じ製品でこのような違いがあるのは……気になったので、お問い合わせしてみることにした。結果は後日追記。
【追記】
ご丁寧にお答えいただいた結果、印刷されているボトルの手配は非常に時間がかかるそうで、需要と供給のバランスを保つためにシール対応に切り替えたそう。やはり、ボトル印刷はお手間がかかるゆえ、デザインがよい。悩ましい話。
ボトルを入れ替えて使おうかしらとか考えるも、衛生的によろしくないので、印刷ボトル時はありがたく使おう。
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