• 爪の長さと仕事

    2020/08/28
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  • 短くするきっかけ

    リハビリ技術職は、人様に触れる機会が多く、また触診によって皮膚から脂肪、筋、筋膜、血管、神経、骨まで触れて確認し、治療していくため、基本的に爪は短くないと刺さってしまうし、爪が指先より先に触れてしまい感じ取ることが出来ない。

     

    爪を短くするきっかけになったのは、リアラインで有名な蒲田先生の触診のセミナー。

    受講前に爪は可能な限り短く、という注意があったので、深爪はもちろん好きではないので、過去ギリギリを攻めた爪切りをして臨む。そして、かなりシビアな触診で、慣れない初心者にとって、不思議な世界の入口だった。なんとなく程度だったので、持ち帰って予習ももちろん。

     

    ただ、爪、蒲田先生はゴッドハンド…(いや、フィンガーか)もあるけれど、指先がおそらく一般療法士とは別物なので笑、爪と皮膚の境目がないような、指先まで神経が巡られているだろう指先。でも、実際触れられると、繊細なタッチと触られているこちらが分からないような鑑別も出来てしまう指で、かなり深くまで触れているのに痛くもない、ほんとすごい触診だった。

    触診がすごい、なんて言っている内は、全然未熟だが、やはり触診は大事かつ鍛錬が必要。

    関節の弛緩性

    そのセミナーで知り得たもう一つのことは、自分の指にも限界があるということだった。

    理学療法士になる前から知っていたけれど、両方の親指の第二関節?;MP関節が緩い。簡単に過伸展してしまい、触り方によってはガクッと抜けてしまうことが、セミナーの時によく起こった。指の形を保持して深く触れていくためにも、ある程度指を固定する力が必要なのに、疲れてくるとガクガク。

    まさに、こちらの方と同じ。

    関節弛緩性があるが個人的にはそこまでではない。肘は過伸展しないし、手首は反り返らない。肩や肘はやや緩めだけれど、鑑別テスト全てには引っかからない。病気と言うより体質的なもの。

    ただ、関節の弛緩性は直せない。動作に支障があるほどであれば、関節の固定術などで、関節が動かないように固定をする方法しか術はなく、対策としては亜脱臼(本来の位置より脱臼ほどずれないが、少しずれる状態)の位置を頻繁に作らないくらい。靭帯が緩くなっているので、筋肉で制御するということも困難。

     

    以前、足関節外反扁平足のかなりひどい人が患者さんでいたけれど、本来の別の部位の治療が進まないほど、足部がいい位置にならず、装具なども使っていたが、荷重すると足部がくずれてしまい、難渋した。後脛骨筋が全く収縮しないので、土踏まずが作られない。ボバースアプローチで一時的に賦活してアーチを保って立位が出来ても、歩行するとすぐに崩れてしまい、大きな変化が得られず、悩まされた。ご本人は生まれてからずっとそれなので、ちょっと困っているけれど、くらいだったものの、怪我の原因でもあるのでどうにかしたかったが、どうにも出来ないこともあった。

    職業と爪

    と、話が大きくそれたけれど、関節の弛緩性の改善はかなり難しい。特に荷重のかかる足部では。

    爪の長さに戻るが、現在デスクワーク。ただ、マウスは異常に使うけれど、使いやすいMagicMouseでも爪があたることが気になる。もともと長くて使っている人は気にならないかもしれないが、一度短くしてしまうと、長い爪に戻れない職業病か、人の癖な気がする。

    マウスにカツカツ音を立てて当たる爪、ややうるさい。

    また、キーボードも爪先で押すと少し尖った感覚がして奇妙な感じ。白い部分が1mmになってくると、ぬか床も爪先に入るしで、色々気になる。

     

    一方長いと便利、ということもあるかもしれないが、爪先を使った動作は結構嫌な結果になることもあり、全くやらなくなった。指は感覚神経も顔と同じで非常に多く繊細なところなので、感度を維持・高める(なんのため?)ためにも、短い方がいいなと個人的には感じる。

    感染対策と爪

    ついでに感染対策としてもよいと思った。爪が長いと爪の間に汚れがたまりやすく、手洗いでもしっかり洗いにくい箇所。引っ掻いたり、ひっかけたりと、意外と爪にも汚れがたまる。そして手を使って食事をしたりすることもあるので、しっかり洗う、ブラシを使うと完璧。

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