• 「むだ」から見えるもの

    2020/03/19
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  • 研究の目的

    以前研究をする時、当時は病院勤務の時「発表すること」を目的に、研究をするという、その時点でもややおかしな発端だったが、いい機会ではあった。

    研究するには、何かしら役立てたいものや、気になることを解明したいということから始める。つまりは、探究心が最初となる。研究者においても、「なぜ」に虜になっているという意味では、探究心に突き動かされているという意味でも、初心者研究者の我々と同じとも思われる。

    ただ、その研究が本当に世の役に立つかは分からない。だからと言って、可能性が見えないものをなしとするのは、何事も発展していかない。他から見ると、「何の役に立つんだ」「知って何になるの?」といった内容のこともあるかもしれない。

     

    ただ、人間が想像した限り程度のものが、意外なところで役に立ったり、他の発見につながったりと、思いもしない結果となることもある。結果が出ても、その時は無駄だったかもしれないものが、将来役に立つこともある。

     

    人の想像を超える宝となるのが、研究であり、人を突き動かす力にもなるもの。

    なくてはいいけど、あったら嬉しいもの

    デザイントークスプラスで、「おかしみのあるデザイン」の回を視聴。ゲストの鈴木康弘さんのアイデアはいつも、面白いし、ハッとさせられて好きです。

    むだ、ユーモア、と言ったキーワードで進んでいくが、今スマートになっていく世の中に必要なものだと感じた。

     

    無駄をなくし、より効率的に、合理的に、便利になるのはいいけれど、それに伴った代償が、「無駄」とされて排除されたものたち。それは、人の想像力だったり、落書きのような絵だったり、何も役には立たないものだったり、置いてけぼりにされたものの中には、そんな社会に一石を投じるような、人の心に触れるようなものが詰まっているようにも感じる。

    一石を投じるようなポスターで、福田繁雄さんのポスター。グラフィックでこれほど的確に表現が出来るものかと、驚きでもあるが、言葉ではなく人の想像に訴えるインパクトがある。

     

    また、ユーモアなどは、役には立たないけれど、ちょっとしたもの楽しませたりすることで、生活に潤いを与えられる。

    愛着のあるデザイン

    個人的に、良いデザインには愛着は欠かせないと思っている。

    かっこいいものの中にも、可愛らしさがあったり、単純に「かわいい」と思うことだけでも、人の心に訴える力が備わっている。

     

    Appleさんのリンゴも、かっこいいけれど「りんご」という可愛さがあったり、Googleさんもロゴタイプだけだけど、フォントが可愛かったりと、何かしら惹きつける、「愛着」のある要素があると思われる。

    それは意図して作ったのかは分からないけれど、人がいい、と思うデザインには必要なことなんじゃないかと思っている。

     

    そういう意味で、正円は簡単ながらも可愛さがある。ただ、綺麗すぎるゆえのシュッとした強さもあるけれど、四角とは違う丸みという、愛着を持ちやすい要素だと感じる↓↓

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