• プラットホーム杖のベルクロ

    2019/05/01
  • 実際の使い心地

    教科書的に、プラットホーム杖の存在は知っていたけれど、なかなか使用する機会はなかった。

    今回、活動度の高いリウマチの患者さんで、移動に杖の使用を医師から推奨されている方が、歩行練習をするために必要となり、まずお試しで使うことになった。

    プラットホーム杖の対象者は、手関節・手指に機能障害があるかた、それは主にリウマチの患者さんが多いが、手関節や手指に負担なく杖を使用するため、前腕全面で支持する杖である。

     

    院内は薄手の服なので、ベルトの着脱に問題はなかったが、季節は冬。屋外歩行へ行こうと上着を来た状態で、いつも通りベルクロで固定をしようとした時に、自分とご本人が気付いた。

     

    ベルト、とりにくいね。

     

    それはそのはず、そもそも手指の変形があるのだから、この薄いベルクロをはがすなんて、難しいに決まっている。

    恥ずかしながら、それまで気づかなかったのは、ベルクロをある程度の大きさで固定し、すぽっと入れるようにして使ってもらっていたから。この時点で、潜在的にベルトの操作はしにくいことは分かっての判断だったのに、屋外歩行など、ベルクロの調整が必要になるまで気づかなかった。

     

    platform crutch6

    現状の杖のベルクロ。片手での操作は、自分でも難しい。

    情報の共有へ

    これは、是非に改善してほしいと意見を出すところを考えたところ、福祉用具の情報共有といえば、テクノエイド協会だ!ということで早速投稿。

     

     

    そして、レンタルと購入の手はずをご協力いただいた、福祉用具業者さんへもお伝えした。

    そして修正

    OTではなくても、やりますよ!ということで、イメージ通りのベルトを作成。

    シートベルトのような、ナイロンのテープと、四角いカン、マジックテープを購入。

    理想は片手で調節ができることと、ベルトがカンから抜けてしまわないこと。いつも設計図なしに制作するのは悪い癖だけど、あまりのんびりもしていられないので、イメトレを繰り返し作る。

     

    platform crutch

    完成。カンに通した図。カンから抜けないよう、端は引っかかるようにした。

     

    platform crutch2

    片手で調整かつ、外すときも端が少しめくれるようにすることで、ピンチの弱い患者さんも容易に外せる。

     

    自分でも納得の出来栄え。この写真も添えて、情報共有。

    これがベストとも限らないし、最近の別のタイプはプラスチックで前腕に輪っかがすでにあり、すぽっと入れるタイプもある。今回の患者さんには、とりあえずよかったようで、喜んでいただけた。

    どうか、便利な仕様になるよう、祈るのみ。

Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。