おさとう
もちろん、目的は甘味を足すこと、美味しくさせること。
気づくまで
少し前まで自分の中でのスイーツブームが終わり、砂糖系統のお菓子が口に入った、刺激的な甘さが最近苦手になり、果物など自然の甘味に落ち着きつつある。
そんな時にふと、砂糖って何であるんだっけ?という疑問が浮かんだ。
そりゃ、甘いので、甘くするためであるけど、『甘くする必要』はなんなのか。
そりゃ、『おいしく』させるため。
『おいしい=甘い』は、感じさせるものだっけ?
と当たり前すぎるけど、人の舌の甘味担当を刺激させるものなのか、と疑問を持った。
人の甘味を刺激するもの
本来は食物にある自然の甘味を『おいしい』と感じるものであったが、それを『甘い=おいしい』方程式が成り立ち、砂糖というものができ、簡単に美味しくなるものとして、砂糖全盛期となっている(と勝手に思っている)。最近、健康思考で白砂糖はよくない道も開かれてきている。
また、砂糖がダメならカロリーオフの甘味料というものまであり、そこまで甘くしなければならないのか、とストイック思考では感じる。甘味を追求する姿勢は、ある意味面白い。一方で、糖尿病の人などには恩恵があるかもしれない。
それでも、本来持ち合わせた甘味担当の味覚は、容易な甘味刺激を受け入れ続け、鈍感になったり、さらに甘味を求めたりしないのだろうか、とも心配になる。
甘味を求める理由
昔は高価なものであったものが、今では簡単に手に入る。そして、保存も効くため、これほど役にたつものはないのだろう。そして、依存性があるのは、甘さに依存するよりは、『美味しい=幸福感』によるものだと思う(ここでは、エビデンスなどをもとにした話ではなく、個人的な考えです)。
少し前の自分は、ストレスやら、何かの幸福感を得たくて知らずのうちに美味しいものの罠にハマっていたが、それが満足したのか、今はほとんど見向きもしなくなっている。
人は疲れていれば、何かしらの補償を求めて心や身体のバランスを保っているので、砂糖が一概に悪いものとは言えない。けれど、少し余裕があるときに、本当の甘味を味わえると、心だけでなく身体にも喜ばしいことになるとともに、食物のありがたさがとてもよくわかると思う。ファストフード、ファストファッションなご時世が砂糖であり、ローフード、オートクチュールなスタイルが本来の甘味成分のような感じだ。
自分でも、ようやくこの領域?に来れて、食べ物本来の味を大切にしたいと思い始め、そうなると調理方法も変わってくるのだろうと、食に関するターニングポイントになっている気がする。
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