• 残業と効率

    2019/05/26
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  • 残業を減らすだけでいいのか

    働き方改革、ブラック企業、労災など、残業についての問題は尽きない。特に最近では、昔と違って、労働者が守られる傾向が強くなったため、企業は強く叩かれることが多くなっている。

    問題の残業。少ないに越したことはないのは、雇用側も労働者側も同じと思われる。ただ、残業が減るだけでよいと限らないのではないか。

    残業という考え自体が平等ではない

    基本的に残業=時間外労働、超勤は会社側の指示があったものに対して、請求できるもの。

    本来時間内で終わるような内容に対して、時間内で終わらなかったものや、特別に指示があったものなどは時間外で行うことになる。ただ、効率面で見ると、人によってかなり違いが出てくるのも事実。

    賃金や環境、通勤時間などの条件が同じであっても、こなせる仕事の量は当然、人により異なるため、効率や仕事の向き合い方など、人による要因により、不平等なものとなる。

    人による違い

    効率の良い人と悪い人で比べてしまえば、もちろん差が出てきてしまう。人の能力というものを客観的に評価できる指標はあまりないと思われるため、その時点で不平等にも思える。その点をボーナスや役職などで評価されるようになっていれば、まだ良いのかもしれない。

    同じ賃金で内容量が異なれば、手を抜いても一緒の賃金、または早く終わらせても同じ賃金ということを感じた時、どちらに人は向くのだろうか?

    さらに、効率を上げるための努力をするかも個人次第だし、責任感によりどこまで業務を完了させるかも個人の判断だし、人によって業務のこなし方が異なる。

    時間による違い

    だからといって、残業でのんびりやればといっても、賃金が支払われても、時間というものは確実に削れていくため、仕事後のプライベートな時間は確実になくなる。そこで、心身の疲弊も同時に増していくことが、労災につながる。

     

    時短勤務では、さらに労働時間が短いため、それに見合った業務内容になるも、基本的に残業が推奨されないため、よりタイトな働き方になる傾向にある。終わらせるような業務内容の調整が基本だが、昼休みなどにこなすことになりかねない場合もあるようだ。

    残業を減らすと起こりうること

    残業をなくすことで、ライフワークバランスとしては時間的に確保されるかもしれないが、業務として終わっていない場合、単純に仕事が回らなくなる。責任感のある人であれば、気になって眠れないこともあるかもしれない。

     

    性格的に終わらせなければ気が済まない人にとって、それは酷な働き方にもなるし、効率が悪くても丁寧な人もいるし、残業を自分で管理して業務を調整できる人もいる。もちろん、自己管理ができず、だらだらしている人もいる。

     

    単純に残業というものを削ったとしても、人の特性を無くしてしまうというのも、会社にとって良いこととも限らない。かといって推奨するわけではないが、単純に残業なくせ、という考えは気をつけるべき点もあると、最近感じる。

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