• 不便の中の哀愁

    2019/04/09
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  • 懐かしさ

    C級(勝手に名付けてみたけれど、B級は有名、C級は地元民に人気と解釈)グルメと安宿ツアーを出発直前に組んで行ってみて、新たに感じたことを。

    最近は新しく綺麗な宿が好まれるため、割とどんなところへ行っても、そこそこのお値段で大体同じレベルの綺麗さを保っている。これはアクセルが便利な場所ほど、そういう傾向であり、郊外など離れたところでは綺麗レベルが同じか劣るが値段もお安くなる。

    今回、郊外のビジネスホテルへ滞在し、いろいろ萌えてしまった。

     

    お風呂は田舎のおばあちゃん家が五右衛門風呂などのイメージであれば、田舎のイトコの家のような感じ。床はビニール素材の昔懐かしい不思議なデザインのカラフルなもの、お風呂は家庭用の桶とお風呂イス、浴槽はステンレスでフタがアルミクッション。田舎のイトコぐらいであれば、まだこういった昔懐かしい日本の家の状態が残っているかもしれない。

    懐かしむと同時に新しいことが快適な今、こうった懐かしい情景が失われつつあることに、少し寂しさも感じた。

     

    確かに綺麗レベルはお高いホテルに比べれば劣るけれど、不便だったり、手間がかかることがなくなってきていることを考えると、何かを思い出したりするにはいいところに感じた。都内では電車やバスは数分おきにくるけれど、地方では間隔が長い、とか、当たり前だけれどそういえば思い出したこと。久々の旅で、はじめは少しイラつく心がある自分に気づいた時、普段の生活でいかに時間に追われているかがよくわかった。

    普段は待ち合わせがとても苦手なので、いつもギリギリでいくタイプであり、特に今回の旅では今回は時間を追われるわけではないが、余裕を持って行動するようなくせが逆に思い出させられた。

     

    普段、時間に忙殺されるとここまで心が変わるものかと、気づかなかった自分の生活にある【慣れ】が強く感じられた。

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