• QRコードのデザイン|イラレでQRコードをドット化

    2021/05/09
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  • イラレでQRコードのバリエーションを作成する

    ※「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。

    こんなQRコードを作ることができます。

    QR19

    名刺の作成で、よくQRコードを利用する機会が多い。個人的には、QRコード自体、便利な一方デザインがいまいちだなぁと、残念な気持ちもある。いずれカメラ技術が向上して、URLやメアドを照会するだけで読み込める機能ができればいいのに、と願っている(人任せ)。

     

    そこで、せめてQRコードを色々デザインできれば、と以前検索して以来、習得したものをたまにやると、忘れていることがあるため、備忘録としてまとめました。

    意外とノウハウのサイトがないので、お役に立てれば光栄です。

     

    まぁまぁ手間はかかります。

    ※2021年一部修正しました:完成画像を変更、手順の確認。

    1.QRコードの作成

    毎度使っているのは、こちらのシンプルなサイト。作れればなんでも良いと思います。

     

     

    テキストでもURLでも、なんでも作れます。アイコン入りか否かでデザインは異なるので、今回はアイコン入りの方法で作成。

    QR20

     

     

    URLなどを入れたのち、特に設定せず作成。色は後ほどイラレで変更できるので、そのまま。

    アイコンは、入れたい形に似たものを選びます。丸なら丸、四角なら四角っぽいアイコンを、柄は問わずに選びます。

    あとは作成ボタンで完成。サイズもそのままで良いかと。複雑である場合は、大きいサイズの方がよいです。

    2.イラレでトレース

    QR2

    作成したpngファイルをイラレへ。そして「白黒のロゴ」でトレースし、拡張します。

    QR3

    いらない枠やアイコンは削除します。削除した様で残っていることがあるので、アウトラインモードで確認するとなお、よいかと。

    3.モザイクオブジェクトの作成

    QR4

    モザイクオブジェクト作成の前後で、最小単位(ブロック)のいくつで構成されているか数えます。複雑なほど多くなります。上図のごとく、赤いブロックを1として、縦or横のブロックを数えます。白黒が交互になっている列などを利用すると数えやすいかと。(単位をピクセルにして、数えない方法も試したものの、計算だけでは綺麗なドットにならないので、ここはアナログで数えたほうがベター。)

    数えた数字を覚えておいて、「ラスタライズ」をかけます。

    QR5

     

    QR6

     

    その後、「モザイクオブジェクトを作成」を実行。

    QR7

     

     

    先程数えた数字を、タイル数に入れます。

    QR8

     

    OKをすると、モザイクオブジェクトになります。

    QR9

    4.ブロックをばらしてドット化

    モザイクオブジェクトが完成後、グループ化を解除します。

     

    QR10

     

    そして、ブロック一つの大きさを確認します。(ウィンドウ−情報)

    QR11

    ここでは、ブロックひとつが、約1.3mmということがわかります。正方形なので、大体でOK。(ピクセル数値でもOK)

     

    そして全てのブロックを選択した状態で、「効果」−「形状に変換」−「楕円形」を選択します。

    QR12

     

     

    サイズ「値を指定」、幅と高さに、先程確認したブロックのサイズを入力します。先程の、1.3mmを入力。プレビューになっているので、丸ドットになっているのがわかります。

    QR13

     

    QR14

     

    ほぼ完成していますが、白いドットも存在しているので、白いものは一括で削除するために、白いドットを一つ選択した状態で、「選択」−「共通」−「カラー(塗り)」を実行します。(ラスタライズする時の背景をどちらにしても、白は残ります)

    QR15

     

    白が一括で選択されるので、削除します。削除されたかどうかは、アウトラインモードで確認するとわかるかと。(ここでは、なぜか外枠が残ってしまったので、追加で削除しました)

    QR16

    5.完成!お好きにカラーリング

    お疲れ様でした。あとはお好きに色などを変更しましょう。デザインQRコードサービスのようなカラー変更以外に、形状を選べば星とか色々変更できると思います。複合パスにすればグラデも可能。

    QR19

    アイコン入りの中心が空白のデザインを作成したので、アイコンやテキストなど、お好きに入れられます。

    6.拡大縮小のために

    出来上がったQRコードを拡大縮小すると、形が崩れてしまいます。

     

    QR19

     

    縮小すると上図のように黒つぶれ、拡大するとドットの間が広がってしまいます。なぜなら、見かけ上しか変形していないから。

     

    QR20

     

    アウトラインで見ると、丸にしたにもかかわらず、アウトライン では四角いままです。そこで、アピアランスの分割をして、見かけ上通り、実際に形を変えます。

     

     

    QR21

     

    「オブジェクト」−「アピアランスの分割」をクリックします。

    QR22

     

    アウトライン でも形が変わります。これで拡大・縮小しても形は維持されます。

    7.QRコードの最小サイズ

    経験ですが、1cmが限度でした。それ以下だと、シンプルなURLなど、ドット(情報)が少なければいけるかと思われますが、コントラストが強くないと読み込めなかったりするので、デザインできる限界は1cmまでと認識された方がいいと思います。

     

    追記:1cmより小さくても、カメラで拡大すれば、読み込めます。カメラで拡大しなければ1cmが限界ですが、拡大すれば読み込める限りは小さくできそうです。

    また、大きくても背景とのコントラストが低いと、読み込めないことがありました。

     

    やっぱり手間、な方はサービスもあるので、こちらを活用されてはいかがでしょうか。

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