マズローの欲求体系
人間の欲求の階層について研究した人。生理的欲求→安全の欲求→所属と愛情の欲求→自尊の欲求→自己実現の欲求という順になっており、下位レベルの欲求が満たされて次の段階の欲求が出現するということ。
久々に頭痛にダウンした今日、確かに何より睡眠を体が要求。同僚との話も今日はほとんどせずお先に失礼する。体調に例えても仕方ないが、健康第一のようにまず身体の生理的欲求に応えられる状態でなければ社会生活を送るのは大変なことだと実感。
患者さんに例えれば、生理的欲求の段階でトイレまでの移動だったり、動くことから始められない状態=日常生活への復帰は、安全の欲求に応えられる身体機能を回復させなければ困難。
子供に例えれば、いじめや家庭環境によって自尊の欲求へつながらず、どこかへストレスが向けられた時にケンカや他へのいじめ、事件への発展となってしまうのかと考えてみる。
欲求の発展
今もそうだが、戦争やテロなどある環境では自己欲求の段階までは実現出来ないことが多い。そう考えると本には『自分探しの旅は究極の贅沢』と書いてあったが、まさに欲求の発展が著しい今時。
贅沢といえば贅沢ではあるけれど、今まで考えられなかった欲求の極みを人が考え始めたら、一体どれほどの環境の変化を及ぼすことが出来るのだろうと、少し楽しみ・期待が持てそうな話題でもある気がする。
ずーっと前に『○○時間食べずに過ごしたら何百万円』『○○時間眠らずに過ごしたら何百万円』とかいう企画があったけど、どちらかというと眠らない人がすごいなと思って見ていたのを思い出した…。まさに生理的欲求耐久レースだったわけだ。