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暑熱馴化という、暑さに慣れる身体の反応も興味深かったけれど、日本の気温が50年前とさして変わらないという方が気になってしまった。

ただ、上がった気温が下がらないということで、夏の辛い夜を迎えているということになる。

この下がりにくいのはやはり環境なのだろうか。蓄熱しやすいビルや風通りが狭くなったビル郡…くらいしか思いつかないけれど…。

涼しくなろうとする工夫は、昔であれば浴衣だったり、風鈴だったり、スイカだったり。今はエアコンなんだろう。

今昔気温の変わらない中で、生活がこれほど変化すると、同じ気温でも感じ方さえ違いそうな気がした。