郵便局が始めた書類融解
毎日通っている郵便局のお知らせ欄に、書類融解のサービスが。
郵便局には珍しいポスターのイラストだったのもあり、目が止まる(なんか今までのテイストと大分感じが変わったのは、デザイナーか、時代に合わせてか、発注者の意向かは不明だけれど)。
書類融解サービス、調べてみると有料のもの。何がメリットなのだろうと調べて分かったのは、確かにシュレッダーで裁断されたものはリサイクルが出来ないということ。
また、機密書類をそのまま社外へ業者を通して依頼することの、リスクが伴う。郵便局のサービスは一貫して開封せずに融解することや、ホッチキスなどを外す必要もないことがメリットらしい。
確かに、環境のことを考えると、リサイクル出来た方がいいけれど、個人情報の処理の依頼は結構気になるところ。気になるのであれば、事前にスタンプなどで隠せばいいのかもしれないが。
シュレッダー紙のリサイクル
ただ、やはりシュレッダーの方が早くて安全。前述の郵便局のものは、個人の場合集荷してもらえず、近くの郵便局に出さなくてはならないので、かなりの重さと思われる。郵便局だからか、ハガキが2,500枚入るという表現が面白い。
個人がシュレッダーにかけるものなら、契約書類とか、クレジットカードの明細書(今は電子発行が多いけど)などと思われ、ハガキは少ないような気もする…。
ハガキが1枚3gとのことなので、2,500枚だと7.5Kg。近いなら頑張れる距離?ただ、溜める間は、個人宅では箱が邪魔な気もする。
自治体により焼却能力が異なるように、リサイクルの事情も異なり、シュレッダー紙のリサイクルが出来るところもある。
箱を買って、重い思いをして出すより、無料で回収してくれたら、とてもありがたい。
シュレッダー紙のリサイクルが進む方が実用性があるなと、個人的には感じる。
検索の途中、なんとヤマトさんもそのような取り組みをしており、個人には対応していないけれど、箱代から回収費用も含めてのお値段は、郵便局よりもお安い。
さすがだなぁと、感心。考えてみれば、シュレッダーと分ける必要なく、紙ゴミをまとめて入れればいいので、仕事の動作としてもシュレッダーの手間やクリップの分別の手間が減り、リサイクルもでき、回収業者さんよりもお安いような気もする(悪いけれど…)。
紙のパッケージと実態
脱プラスチックの流れで、紙パッケージにしました、というところもあるけれど、実際エコになっているかというと、そうではないように気づく。
どちらとは言いませぬが(カラーリングがブランディングされて分かってしまう仇)、いい取り組みだなと感心して必要なものを購入し、紙だからリサイクルしようと開封すると、なんと内側にはプラスチックが貼り付けられている。
よく読むと「プラスチックの袋」と説明書きまで。
けれど、リサイクルマークには「紙」。
この表示通りだと、紙のリサイクルとして出すという意味か、けれど、リサイクル分類でいうと、複合材というものになり、緩衝材付きの封筒と同じくリサイクル出来ないはず。
結局はゴミなのか、それともプラスチックとしてリサイクルするのか、謎なので問い合わせてみた。お返事としては、燃えるゴミとなるとのこと。リサイクル表示はそのままよいのだろうか…。
もちろん、他のものは完全な紙のパッケージとなっているものもあるので、一概に否定するわけではなく、紙に移行するって大変なのだと思った。
商品にこだわってる姿勢やデザインは素敵だし(深澤さんだし)、基本的にサスティナブルな会社なので、今後も引き続き進化していって欲しい。
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