• 熱中症のトラウマ

    2019/07/28
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  • 熱中症の体験

    梅雨の時期、暑いが、雨で窓を開けられない状況になると、必ず思い出すのは熱中症になった夏のこと。

     

    かれこれ4-5年前、熱中症になった。

    原因は、梅雨の湿度の高い夜、雨のせいだったか、窓を締め切って寝ていた。その翌日、身体はだるいし、水は飲めないし(飲もうとするも吐き気を催す)で、もちろん食事も摂れないため、時間経過とともに衰弱する。でも仕事はしている(気合い)。さすがに受診をしようと、消化器内科を受診。

     医師も判断は難しい?

    きっと薬を処方されるだろうと予測できていたので、水も飲めない旨を訴える。

    うん、先生、聞いてました?

    結局内服薬を処方されたが、飲めないんですって!

     

    職員としてもこの状況、患者さんの立場としては、信頼なくなりますね。

    点滴をして欲しかったのに、言わなかった自分も悪かったのか?ぐったりする身体を、頑張って運び、夕方救急外来を受診。

     

    救急担当の医師は、経過と話を聞いてくれ、「熱中症ですかね」という判断をしていただく。間違いないと思います、と心の中で激しく同意。呼吸器内科の先生だった。この時の感謝は今でも忘れない…

     

    やっとの思いで点滴をしていただく。何を入れてもらったかは、それどころではなかったので、知る由もないが、補液で十分だった(気分としては)。

     

    何気に人生初めての点滴だったが、そんなドキドキも忘れ、必死に染み渡るのを待つ。

    点滴って流石に早いですね、と感心しつつ少しずつ回復していくのが体感できた。

     

    1本終了後、割と普通に近い状態に戻り、無事帰路につく。消化器内科で処方された薬は飲まず(勿体無い)。

    診察時の患者としての姿勢

    基本的には患者さんの話を聞くのが大前提。患者側としても、希望はしっかり自信を持って言う必要もあるかもしれない。でも、患者さんという立場になっている以上、何かしら不調を抱えているのだから、健康に働いている医療従事者が気遣いをすることは当然のことだと思う。

     

    ただ、治療の選択の余地があるのであれば、自分の希望はしっかり述べる必要もある。それは、医療従事者側が勝手に決められるものでもないし、自分の身体のことは本人に決めて欲しいし、目標に向かってサポートすることが、医療者の使命であって、主導ではないからだ。それは、どの職種にも言えること。

     

    この日の記憶は今も薄れることはないし、あの時の医師は今も覚えている笑

     

    そして、あれ以来部屋を締め切るのが怖いので、換気を気をつけるようにした。

    熱中症といえば、CMでは所さん、コメンテーターとしての医師は当院の医師。毎度同じと思いつつ、体験者のコメントは強いと思うし、おきまりの顔になれば、”熱中症の季節か”という人物がアイコンとなる。

    少しずつ減っていって欲しい。

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