ビタミンC
ビタミンCは抗酸化力があるため、細胞の抗酸化・老化防止に役立つ。
Cにしかできないこととして、コラーゲン合成、鉄の吸収率の向上、ストレスホルモン・ウィルスを減らす、抗酸化力が挙げられる。
生活習慣病の予防、治療
- 活性酸素の捕捉、免疫強化
老化促進の抑制、がん予防、生活習慣病の予防・治療、風邪の予防 - 美白・美肌効果
血管・肌の弾力がコラーゲン合成により得られ、シワの予防など。メラニン生成を抑制することでしみ、そばかす、日焼けの防止 - アルコールの分解、たばこの毒性を無毒化、貧血予防
取り扱い
熱に弱い。水道水や時間経過により減少してしまう。野菜や果物も時間が経つとともに減少する。また、体内取り入れても、4時間後には使い切ってしまうため、こまめな摂取が必要。
摂取量の目安
食事摂取基準では100mgとされているが、日常生活ではたくさん消費するため、不足してしまう。びっくりするだけでレモン5個分、500mgが消費されてしまうとも言われており、ストレスや運動などでも消費するため、健康増進や美容などのためには、多く、こまめな摂取が推奨される。
また、水溶性ビタミンは体内に取り溜めておくことができないため、常に外から摂取する必要がある。人間やサル、モルモットを除いた生物は体内で自らビタミンCを作ることができるが、3者は作ることができないのもポイント。
ちなみに、ビタミンCを作ることのできる生物が、どれくらいの量を作るかを人間の体重60Kgに換算すると、1日1-60gとのこと。(これはすごい)以下サイトに載っております。
予防医学的には1,000mg〜3,000mgは摂取しておきたい。体調や環境に合わせ、量は調整していくべき。
がんの予防
活性酸素の除去のためにも、細胞を守るため欠かすことはできない。これを食事で撮ろうとしても、前述のレモンで言えば、皮を含めてレモン1個で100mgとされているため、1,000mgなどを食事から取ることはとても難しい。
ビタミンB
エネルギー代謝の活性化が主な役割。各栄養素により、役割が異なる。
- B1|糖質代謝、神経機能の正常化(不足すると脚気)
- B2|3大エネルギーの代謝、皮膚・髪・爪の発育
- B6|アミノ酸の合成、神経伝達物質の合成
- B12|赤血球の生成、脳の正常化
- ナイアシン|補酵素、お酒の分解
- 葉酸|赤血球の生成、胎児に必要
- ビオチン|3大エネルギーの代謝、皮膚や髪の健康
- パントテン酸|コエンザイムAという補酵素の構成成分。代謝で多くの反応に使われる
造血ビタミン
ビタミンB12と葉酸は赤血球の生成に必要なため、造血のビタミン、赤いビタミンと言われている。赤血球はもちろん、それだけでは酸素の運搬はできても、鉄がなければ酸素は動かせないので、一緒に摂る必要がある。
菜食主義者は要注意
ビタミンB群は肉や魚などに多く、特にビタミンB12とビタミンDは野菜から摂ることはできないため、菜食主義者は骨が弱くなったり、貧血になりやすいと考えられるため、注意が必要。
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