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Sewing | Mask

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Mask for summer

これから暑い季節でもマスクが必要な状態になり、自身で使いやすいマスクを研究し、作成しました。また、使いたくなるようなマスクを目指し、機能性とデザインにこだわりました。

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Material

通気性を優先し、シングルガーゼと麻を使いました。始め、麻一枚で試作していましたが、一枚では張りが得られず、布端も波打ってしまい、マスクの安定感が得られないため、二重構造にしました。ただ、シングルガーゼなので、通気性があり、麻の速乾性や張り・シャリもあるため、洗濯にも耐えやすく、使いやすい素材になっています。さらに薄いため肌あたりが優しく、使用によって柔らかさが増します。

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Colouring

夏に向け、涼しげな色合いに加え、肌馴染みがよく、洋服にも合わせやすいよう、生地はくすみのある落ち着いた色を選択しました。また、ゴム紐はライトグレーを使用することで、マスク特有の白いくっきりとした印象が落ち着いた印象になります。

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Sewing

ハンドメイドのマスクは上下が分かりにくく、上下逆さまの装着では本来の機能が発揮されないため、マスクの上下が分かりやすいよう、内側の上の糸は色付き、下は白色に仕上げました。布地と同じ色のため、はっきり分かるものではありませんが、それとなく分かる程度の違いです。

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Function

立体マスクは顔にフィットする良い点がありますが、話す時などに下の顎が動く(開口)することでずれてしまう弱点があります。また、口に触れないよう立体になっている形は、凹凸が目立つという点もあります。そんな弱点を、運動学・解剖学的に考察し改良しました。
顎の動きを妨げないよう、かつ口を開けても飛沫が防げる範囲の大きさにすることで、話していてもずれにくい形になりました。また、マスクの大きさと凹凸を最小限にすることで、顔に馴染みやすいサイズになったと思います。ただ、身体的特徴は個人差があるので、機能の保証は難しいです。
写真の左が口を閉じている(閉口)時、右が最大限口を開いている(最大開口)時です。口を覆えることが分かります。

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