Google FontsのNanum Gothic
デザインを多言語展開するために、日本語版で使っていたA1ゴシックに似たフォントを探していたら、韓国語のフォントとして Nanum Gothic をChatGPTにおすすめいただいたので、Google Fontsから早速ダウンロードしました。
ところが、肝心のイラレでフォント選択できず、困りました。InDesignでは「Nanum Gothic」として表示されるのですが、イラレには見当たらないし、フォント名を入力しても表示されないのです…
今回は、この問題の解決を備忘録として残しておきます。ちょっと遠回りしたが、同じように困ってる人の参考になれば幸いです。
アプリケーション間で検証をするのがよい
イラレで作っていたため、戸惑いましたが、こういう時は別のアプリでも試すべきでした。遠回りして気づきましたが、InDesignで入力した文字を、イラレにコピペすると分かりやすいです。
そうです、フォント名がハングル表記なのです…。一方、InDesignでは英語表記。アプリケーション間でこんなにも違うものでしょうか…
これを解決するため、一般的な方法のすべてのAdobeアプリ・ファイルを削除までしたのに、まさかの、表示名です。
(アプリはスッキリしましたが、環境設定やスクリプト・アクションなど、再設定が手間でした。)
一般的な解決方法はこちらをご参照ください
(今回は果てしない遠回りでした…)
ただ、ハングル表記になると、今後フォントを選ぶときに選びにくいなぁと思いました。
Nanum Gothicを選びやすくする工夫
- ハングル表記の文字の形で覚える
- フォント一覧のだいたいの場所で覚える
- 使うファイルのアートボード外に、フォント名をメモ/フォントを置いておく
くらいでしょうか。
ちなみにPhotoshopでもイラレと同様だったので、InDesignが丁寧なのかもしれません。
*文字コードがInDisignは厳密なようで、InDesign→イラレは表示されますが、イラレ→InDesignでは文字化けになるので、フォント関係の確認にはInDesignを最初に使うといいようです
ちなみに「나눔고딕」は、Google翻訳だと「共有ゴシック」だそうです。なぜなら、Nanum=ナヌムは韓国語で共有という意味だからのようです。
「Nanum(ナヌム)」という言葉は、韓国語の「나눔(ナヌム)」に由来しており、意味は「分かち合い」や「共有」です。例えば、韓国では「ナヌムの精神」という言葉があり、これは他者と資源や知識を分かち合い、助け合うことを重視する考え方を指します。
ChatGPTより
ただ、ハングル表記で困るのは、読めないこと。
以前少しだけ教わった、ハングルの成り立ちを思い出すも、初心者には分からないので、フォントの形をずっと覚えているはずもないので、メモで残しておく方がいいかもしれません。
ハングルの基本構造を理解する: ハングルは「母音+子音」の組み合わせで構成されています。例えば、「나눔」は「나(ナ)」+「눔(ヌム)」という形です。これを理解すると、文字を一つ一つ認識しやすくなります。
ChatGPTより
源ノ角ゴシックとNoto Sansは同じじゃない
後日、中国語でも同じ現象にぶつかりました。
InDesignでは「源ノ角ゴシック」、イラレでは「思源黑体」と表示されていました。Nanumで学んだので、今回はスムーズでしたが、やはりややこしい…。
また、源ノ角ゴシックとNoto Sansはほぼ同じ、というらしいですが、実際に変換してみると微妙に違うのでした。
1番の違いは、句読点の位置。中国語は、句読点のベースラインはセンターが普通のようです。なので、日本人からみると違和感があっても、日本語と同じようにしてしまうと、中国語マスターの方には違和感があるようです。
現地の情報はこちらも参考になりました。
ただ、Adobe Fontsのブラウザ上は、日本語スタイル(ベースラインが下)なので、どちらが良いかは不明です。
Nanum Gothic、源ノ角ゴシックでお困りの方に届きますよう…。
Comment