電子印影

印鑑制度の廃止だったりと、ペーパーレス化が進む時代。書類関係も同様で、印鑑もPDF化となると、その画像も必要になる。ただ、印影を画像化しただけのものは効力がないため、飾り的な配置の様子。

先日、画像化する作業で、スキャンでもPhotoshopで出来るのだけど、あまり綺麗とは言えない。フォントはないと知ったので、スキャンで補正してことなきを得たのだが、年賀状の文字練習を調べている中で、いきなり印影のフォントが出てきて驚いた。

白舟篆書（はくしゅうてんしょ）というもの。まさにスキャンした印鑑とほぼ同じ。細かなところでは一部違うのだけれど、概ねこちらの書体。なんと、あるとは。Adobeさん、懐が広い。

そこで、印鑑フォントはどんな具合か検索。

印鑑といえど、デザインは様々。

こんな便利なサービスも。白州書体さんが提供しているので、これ以上便利でありがたいことはなさそう。ただ、今はサービス停止中だそう。

Excelにこんな拡張機能があるとは。ということは、誰でも出来てしまうという意味で、電子印影って意味がないような気がしてしまった。画像だけなら、WordでもPowerPointでもなんでも作ることは可能。

ということで、電子印影ってなんぞや、と検索するとあのシャチハタさんの記事。リアルのハンコ会社だからこそ、電子化の便利なサービスも提供できるのかと、感心。

やはり電子印影は効力がないので、電子署名などセキュリティも含めて、今後当たり前になっていくのでしょう。そうなると、会社用印鑑は需要が減ってしまうのかなぁ。

ちなみに、朱肉カラーはこちら。

個人用ハンコ（陰影）のフォント

ちょうど個人用が必要になったので、ついでに検討してみる。

基本的には明朝であれば様になるけれど、電子陰影は自由に作成できるのでお好みかと。

それなりになるのは、このあたりかと。

普通の明朝だと結構カクカクな印象（上図でいえば源ノ明朝）なので、ちょっと柔らかめの明石や游教科書あたりがナチュラルなのかなと思った（手彫り感とか）。とはいえ、そこまで見てる人もいないかもしれませぬが。。。

サイズは、実寸で作ると約1cmほどと小さいので、大きめに作って書き出した方が、実際に貼り付けた時もくっきり綺麗。もちろん、pngで。